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彼女の日産「シーマ」はフルジャンクションプロデュース仕様! 父の影響を受けてシンプル系VIPスタイルに

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 横澤靖宏

父の影響を受けてVIPカーが好きに

父親の影響を受けて古いVIPカーが好きになったという“あやみぃ”さん。これまでの車歴はトヨタ「15マジェスタ」からはじまって、この日産「Y31シーマ」に乗り継いで2台目だった。初代FPY31型シーマといえば、1988年~1991年まで製造された平成バブル時代を象徴するVIPカー。わかりやすく、バブリーが乗るクルマとして当時は特別な存在だった。そのバブリー感強めのシーマは、令和の現在もやっぱり特別な存在感を漂わせていた。

イベント参加でカスタムに目覚める

法人向けだった運転手付きハイヤーのイメージが強い「プレジテント」とは違って、個人所有の高級セダンとして、1980年代後半から日産高級セダンのフラッグシップモデルになった「シーマ」。最近では女優・伊藤かずえさんの初代シーマに関するレストアの取り組みが話題となり、よく耳にするようになった。

“あやみぃ”さんは、そんなY31シーマを今から3年前に購入。しばらく落ち着いた雰囲気の純正グレイッシュブルーカラーのまま乗っていたが、ドレスアップカーのイベントに参加し、その会場で刺激を受けたことをきっかけに、現在のVIPカー仕様へとカスタムを進めていった。

当時のドレスアップカー雑誌を見て育った人なら、このY31シーマを見た瞬間に懐かしさを感じるはず。それもそのはず、“あやみぃ”さんのシーマが装着しているエアロパーツは、VIP全盛期にひとつの時代を築いたジャンクションプロデュース製を装着しているのだ。

現在ほど凝った作りではなかったが、そのシンプルで潔い良い作りがシャコタンを強調させる箱車スタイルに抜群にハマって、当時流行したのを思い出す。

このジャンクションプロデュースの外装デザインは、バンパー下部に厚みを持たせて圧倒的なボリューム感が増す迫力あるデザインが最大の特徴。日本独自のVIPスタイルの代表的なデザインとして大ヒットし、Y31系ではシーマ以外にセドグロも含め、当時のオーナーたちにとって憧れの定番外装になっていた。

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