レクサス顔のクラウン
また、すでに気づいている人も多い思うが、フロントマスクはフェイスチェンジによって大幅に変更されている。ヘッドライトは210系から220系に変更し、グリルはレクサス「ES」のスピンドルグリルを採用、これに合わせてフルバンパーもワンオフ製作。見た目、クラウンではなくレクサスのイメージを与えている。
こうした大胆な変更を行いながらも、基本的なフォルムは純正まま、さりげなく広げたワイドフェンダーでバランスさせている。また、リアバンパーについてはエイムゲイン製をベースにワンオフ加工で作り込み、アンダー部分は外向きにオフセット装着させた左右4本出しマフラーに合わせてカット。中央はディフューザー形状にして作り込んでいる。
また、リアセクションはナチュラルVIPの自然でさりげないフォルムを作り出すために、リアスポイラーをトランクと一体成型で装着。リアクォーターから自然な形で後方へと流れる美しいスタイルを作り出した。
インテリアは魅せる系
一方、テールランプについてはナチュラルとは違ったアプローチで、むしろ凝りまくったフル加工テールをマウント。唯一、この部分だけはアピール度高めのギャップを加えることで、良い意味でその他の変更箇所を気づかせるポイントになるわけだ。
トータルのカスタム費用について聞いてみると、なんと現状で約1500万円ほどとのこと。内装も、渋いワインレッドに張り替えて、オーディオ系や室内イルミネーション等、外装とは違い、視覚的に楽しめる魅せ系インテリアとしている。そのため、カスタム費用もかかってしまうというわけだ。
最終的にこのクルマで目指しているところを“なぎくら”さんに質問してみた。
「VIPカー乗りであれば誰もが憧れ、夢見る東西王者決定戦の参加資格を勝ち取って、その舞台で総合優勝したいんです。そのために、色々と考えて工夫してこだわって作り込んでいます」
ぜひ、彼女考案のナチュラル系VIPスタイルで新時代を切り拓いてもらいたい。