EVになってもシトロエンらしさは健在
2023年2月19日(日)に埼玉県行田市にある古代蓮の里公園で行われた「CCJ(シトロエンクラブジャポン)関東地区新春ミーティング」。シトロエンオーナーなら誰でも参加OKで、事前登録も必要なくオープンに参加できるイベントだ。新旧合わせて80台以上も集まったシトロエン車から、2022年に導入されたばかりのEV「Ë-C4」のオーナーにインタビューしてみた。
ディーゼルと比べて乗り味優先でEVを選択
ひと世代前のガソリンエンジンを搭載したシトロエン「C4エクスクルーシブ」から2022年式の最新EV「Ë-C4エレクトリック」に乗り換えたという“夕日亭西日”さん。現行型のC4には、1.5Lディーゼル、1.2Lガソリンターボ、モーター(EV)という3種類のパワートレインが用意されているが、夕日亭西日さんはディーラーでディーゼルとEVを乗り比べたうえで、EVモデルのË-C4エレクトリックを選択している。
「C4エクスクルーシブに10年乗ってそろそろ買い替えようとディーラーでディーゼルと乗り比べたんですが、乗り味が断然こっちのË-C4の方が良かったんですよ。あまり遠出もしないので、ディーゼルの燃費がどうこうとかも関係がなく、そしてEVでも問題ないんで、だったら乗り味の良い方にしようと」
自宅に200Vの充電施設を設置
購入後、自宅に200Vの充電器施設を設置した夕日亭西日さん。通常充電(3kW)の充電時間は、残量7%の状態からフル充電まで15時間半くらいだそうで、サービスエリアなどに設置されている急速充電では、30分の充電で80km程度は走るそうだ。ちなみにË-C4エレクトリックのカタログデータでは、一充電走行距離はWLCTモードで405km、JC08モードで459kmとなっている。
「普通に乗りやすいEVだと思います」
ところで旧モデルのC4から乗り換えた夕日亭西日さんだが、比較してË-C4エレクトリックの乗り味などは、どうなのだろうか。
「デザインは前の方が好きなんですが、エンジン音がないので静かですし、下からトルクも出ますし、バッテリーが下に入ってるんで低重心である感じがします。前のC4が6EGS(2ペダルのセミオートマ)だったんで多少ストレスがあったんですが、これは変速機がないんでそういうストレスは一切ないですね。さらに回生ブレーキがあるんで結構ラクですね、峠の下り坂とか一生懸命ブレーキ踏まなくてもいいんで。普通に乗りやすいEVだと思います。遠くにさえ行かなければ、不便はないですよ。
メインのバッテリーがあるのは床下なので、フロントシートの下に段差があります。座って足をひっこめると気になるって人もいるみたいですけど、気にはならないです。足を上げないと、乗りにくかったりすることはありますけど。あとは、ドアの下部にプラスチックのパットが付いてるじゃないですか、洗車すると泡とか水とか入って、ドアの下に出てくるんですよ。泡泡にして洗車して水流してきれいになったと思ったら、そこに泡があって……なんてことがあったりしますが、大きな不満はないですよ」