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クルマにCDを持ちこむのはもう古い? スマホやサブスクをフル活用できるカーオーディオ最新事情とは

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TEXT: 石田 功  PHOTO: 石田 功

さらなる高音質を目指すか、より手軽に楽しむか

5~6年前、イベントなどでカーオーディオのデモを行う場合の音源は、ほとんどがCDだった。ところが今、CDをデモ音源にしているブースはひとつもない。ここ数年で車内の音源事情は様変わりしているのだ。2月の「大阪オートメッセ(OAM)2023」会場から最新シーンを紹介しよう。

ハイレゾ音源のクオリティを活用するならDAP

まずハイエンド・カーオーディオのグループは、ほとんどがDAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)を使用している。これは、車内でよりよいサウンドを求めて、ハイレゾ音源を音楽ソースに使用するためだ。なかでも、より突き詰めたAVカンサイはiBasso(アイバッソ)Audioと共同で限定200台のカーオーディオ専用DAP、DAP300APEX Ti(33万円/消費税込)を開発。デモカーに搭載していた。

カーモードを搭載し充電機能を充実させたり、USB出力の音質を向上させるなどハイエンド・カーオーディオシステムの音源にふさわしい仕様だ。残念ながらすでに完売しているようだが、ハイエンド・カーオーディオ好きなら、再発売を願うところだ。

高性能Bluetoothレシーバーでスマホ内の音源を再生

その一方で、より手軽に音楽を楽しむために音源となるメディアをクルマの中に持ち込まない方法が主流になりつつある。良い音で音楽を楽しみたい普通の音楽ファンなら、これで十分だろう。例えばトライムのデモカーのアウディに搭載されていたオーディソンのBluetoothレシーバー、B-CON(3万3000円/消費税込)。これはBluetooth5.0に対応しており、ワイヤレスでスマートフォンの音楽を再生できる。技適(技術基準適合証明)やハイレゾオーディオワイヤレスの認証を取得しているので、ハイレゾ・プレーヤーの音楽も再生可能だ。これがクルマにあるだけで、車内で楽しめるコンテンツは一気に広がる。

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