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5ナンバーサイズでたくさん荷物が積めるクルマは? いま新車で買える「有能コンパクトカー」9選

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: AMW編集部

プチバンなら両側スライドドアが便利

できれば運転のしやすさと後席の乗降性に優れているクルマが欲しければ、スズキ ソリオ、そのライバルのトヨタ ルーミー、ダイハツ トールといった両側スライドドアを備えたプチバンはどうだろう。

スズキ ソリオ

ソリオの場合、ラゲッジルームの開口部地上高は665mm、フロア奥行きは、後席スライド位置によって550〜715mmに達し、2〜3名乗車で5:5分割の後席両方、または片側倒せば、フラット極まるフロア奥行きは1390mmに達する。また、スクエアなフロア幅は1030mm、高さ1020mm。さらに床下には機内持ち込みサイズのキャリーケースがすっぽり入る収納もあって、上下ではかなりの荷物を積み込むことができるのだ。

トヨタ ルーミー/ダイハツ トール

ソリオの好ライバルとなる、いま売れに売れているトヨタ ルーミーとダイハツ トールと言えば、ラゲッジルームの開口部地上高527mm、フロア奥行き500〜740mm、フロア幅最大1035mm、高さ990mm、後席格納時の最大フロア奥行き1530mmと、こちらも荷物をたっぷり積み込めるラゲッジスペースとなっている。ソリオ、ルーミー、トールともにトールワゴンタイプなので、高さ方向に余裕があるのもポイントだ。

ホンダ フィット

2名乗車前提なら、意外なほど荷物がたっぷり積めるコンパクトカーがある。それがホンダ・フィット(歴代)。ホンダ独創のセンタータンクレイアウトの採用もあって、ラゲッジルームの開口部地上高590mm、フロア奥行き600〜660mm、フロア幅1010mm、高さ650〜780mm、後席格納時の最大フロア奥行き1350〜1440mmと、これまたコンパクトカーとは思えない荷物の積載力を備えている。ホンダ フィット

さらに、後席座面を立てたトールモードでは、観葉植物なども積める高さ方向のゆとりが出現。気の利いたシートアレンジによって、人と荷物のバランス、フォーメーションは自在。背の高いクルマは駐車場問題で却下……という人も、全高1540mmのフィットならOKだろう。

トヨタ カローラフィールダー

このほかに、トヨタ カローラフィールダーも5ナンバーサイズとはいえ純粋なステーションワゴンだけに大容量なラゲッジルームの持ち主となっている。何しろ後席使用時でもゴルフバッグ4個が入るスペースを備え、通常フロア奥行き970mm、最大幅1510mm、最大高735mm、そして後席格納時の奥行きは2025mmに達するのだから、さすがワゴン、大容量だ。 もちろん、フィット同様に立体駐車場への入庫も容易である。

ちなみに愛犬とドライブする機会、アウトドアを楽しむ機会も多い筆者なら、シエンタ2列シート仕様とフリード+、ソリオの3台が最有力候補に挙がる。

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