高年式ビートルの資料を調べて当時の姿をこつこつ再現
香取さんは現在、長い歴史のなかで変化を遂げてきた1969年式ビートルを少しずつ、オリジナル仕様に戻そうとしていますが、資料が少なくて苦労していると言います。
「50年代の低年式のクルマは大事にされるけど、高年式モデルのことってあまり語られてないじゃないですか。なのでいま、当時はどんなパーツが付いていたのかを調べているんです」
この日もイベント会場のスワップミートで、ドアミラーを800円でゲットしてご機嫌でした。
「ヤナセで作ったものと思われますが、当時はドイツと日本でメッキの品質も違ったりして、そういうのも調べていくと面白いですね。ボディは友だちが2022年3月からこつこつ塗り直してくれて、7月に仕上がったばかりです。フェンダーはすべて純正のものが付いていたのですがベコベコだったため、今回の塗装にあわせて直しました。三角窓も年式相応に変えたし、ほぼ完成。残る課題はドアの建てつけくらいですね」
そう語る香取さんは、この日の京都のイベントにももちろん、千葉から奥さんと一緒に自走で参加。仲むつまじくワーゲンライフを楽しんでいるようでした。