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EVが電欠したときの「電気の宅配便」とは? EVチャージ・サービスの新たなる展開に期待大!

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

可搬式EV充電器の新たな展開

電気自動車(EV)の普及を後押しするEVインフラソリューション事業を展開する茨城県つくば市にあるBell Energy(ベルエナジー)が、東京ビッグサイトで3月15日(水)から17日(金)に開催されたスマートエネルギーWeek 2023【第13回 国際スマートグリッドEXPO】へ出展した。

1ユニット10分ほどの充電で約20km走行が可能

同社がこれまで取り扱ってきたアメリカSPARKCHARGE(スパークチャージ)社のポータブルEV急速充電器Roadie(ローディー)V2を展示。さらにこれを使用したEVチャージ・サービスの「電気の宅配便」をスタートするという。このEVチャージ・サービスでEVの電欠車のレスキューはもとより、EVの新たなる充電サービスの構築を目指すとしている。

ローディーは、3.35kW容量の蓄電池ユニットを重ねて使用することができるポータブル急速充電器。充電プラグを備えたを持つCHAdeMOユニット(出力最大20kW)とほぼ同形状の蓄電池ユニットを重ねるだけで接続ができ、蓄電池ユニットを最大4台まで積み重ねが可能。

ユニットのサイズは、全長740mm(チャデモユニットは760mm)×幅360mm×高さ300mm、重量は33.4kg(チャデモユニットは23.2kg)。各蓄電池ユニットには充電アダプターを接続することが可能で、100Vの普通充電なら約4時間でユニットは満充電となる。ニーズに合わせて蓄電池ユニットを増減できるというシステムとなる。

可搬式で、いつでもどこでも簡単にEVへ充電ができるわけだが、今回の「電気の宅配便」では、車両にユニットを数台載せて現場に向かう。1ユニットで10分ほどの充電が可能で約20km走行が可能だと説明している。

2024年以降にリリース予定のRoadie V3のモックアップも参考出品

さらにベルエナジー社ではそのローディーの大容量モデルとなる可搬式EV急速充電器Roadie V3のモックアップも参考出品した。こちらは70kWhもの容量を持つ蓄電池ユニットと、最大出力62kWのCHAdeMOユニットという組み合わせだ。

ただ、大容量なだけに重量やサイズも半端なく、蓄電池ユニットは全長1200mm×幅1200mm×高さ770mm、重量は725kg、CHAdeMOユニットは全長1050mm×幅450mm×高さ8000mm、重量は90kgとなる。2024年以降にリリース予定だという。こちらでの充電サービスについては、独自での展開を考えていないということで、提携先を模索している様子。

可搬式EV用急速充電器ローディーV3

今後、こういったサービスが各所で展開され、安心してEVに乗れる世界が来る日も近いかもしれない。

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