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2023年は海外からも参戦!「学生フォーミュラ日本大会」エントリーリスト発表。79チームが本大会へ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

2023年もエコパで開催が決定

公益社団法人自動車技術会は、「学生フォーミュラ日本大会2023」の開催日程と今大会のエントリーリストを公表した。今回も静岡県袋井市/掛川市のエコパ(小笠山総合運動公園)を舞台に、2023年8月28日(月)~9月2日(土)の6日間の日程で開催。ちなみに静的審査と呼ばれる書類審査などは、2023年8月21日(月)~25日(金)の期間にオンラインで実施することとなった。

日本では21回目の開催

学生たち自らアイデアや技術を盛り込んだオリジナルの小型フォーミュラマシンを製作し、その車両の企画からものづくり、さらにはこの車両を使ったビジネス構想、そして車両の出来を競う「学生フォーミュラ」は、アメリカで1981年に始まった「Formula SAE」がその始まり。現在はほぼ同一のレギュレーションを採用し、世界各国で競技会が開催されている。

その日本版となる「全日本学生フォーミュラ大会」は、自動車技術会が主催し2003年にスタート。今回で21回目を数える。

今回は海外からの参戦も復活

これまではアジア地域や欧州での強豪校の参戦もあって、上限98台で開催されていたこの日本大会(今大会については上限80台)だが、2022年はまだまだコロナ禍ということもあり、国内からのエントリーに限定していたが、今年は海外からの参戦も復活。ICV(ガソリン自動車)クラスに国内50チーム、海外から10チーム、EV(電気自動車)クラスに国内20チーム、海外10チームの合計90チームがエントリーした。2022年は69台のエントリー(ICV55チーム、EV14チーム)にとどまっていたことを考えると、学生たちの製作環境も戻ってきたと言えるのかもしれない。

エントリー受付後、11チームが書類未提出や辞退申し出などにより大会から除外となり、最終的には79チームが本大会へ参戦となる。その内訳は、ICVクラスが国内48チーム、海外6チーム、EVクラスが国内20チーム、海外5チーム。学生フォーミュラに初めて参戦するのは東北学院大学(ICVクラス)、 旭川工業高等専門学校(EVクラス)の2チーム。4年ぶりの海外チームの参戦は中国3チーム、インドネシア3チーム、タイ2チーム、 台湾2チーム、バングラディシュ1チームとなる。

近年学生フォーミュラの現場でもEVシフトが進んでおり、今回も日本大会総合優勝経験のある東京大学や名古屋工業大学を含め山梨大学、福井大学、 静岡工科自動車大学校、宇都宮大学の6チームがEVクラスにクラス変更している。

学生フォーミュラ

* * *

すでに学生フォーミュラは始まっている。学生フォーミュラは走行結果だけがすべてではなく、8月末の本大会に向けてただ車両を製作すればいいということではない。すでに等価構造計算書の初回提出期限は過ぎているが、EVクラスでは、各チームが苦戦する電気システムフォームの提出や、車両製作後はシェイクダウン証明を8月3日までに提出するなど、本大会までさまざまなスケジュールも管理しながら車両の製作を進めなければならない。各チームが晴れ晴れとした顔で本大会の会場にやってきてくれることを期待したい。

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