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目指すは筑波10秒切り! 220馬力にチューンしたアバルト「595Cコンペティツィオーネ」は日本未導入車でした

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

アバルトでサーキット走行を楽しむためには

サーキット走行を考慮して車高調の減衰やアライメントも調整している“すけぽん”さんだが、サーキットでの走行には多少の不満もあるようだ。というのも、コーナーで少し滑らせるとスピンなどを防止するためにESC(安全装備)が介入して、アクセルを踏んでも加速しない状態が発生するからだという。一般走行では横滑りなどを防ぎ安全を担保してくれるが、サーキット走行を楽しむにはマイナスになることもある。その対策として“すけぽん”さんは、任意にABS以外のESCの介入をカットできるスイッチを付けることも考えているそうだ。

「以前サーキットでプロの人に乗ってもらったんですが、今のままでは少し“かったるい”けれど、ESCをカットできれば筑波サーキットで10秒切るところまでいけそうだ、とも言われているんで、全オフスイッチとデフを入れてタイヤを215のRE-71RSにすれば、サーキットで遊ぶには完璧じゃないかと思ってます」

小さなボディなのにパワフルでホットな走りを楽しめるのがアバルト595。一度、サーキットで走りのポテンシャルを解放してしまうと、さらに先を目指したくなってしまうようである。

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