「AT、右ハン、ボディは白、シートがブラウン」が家族の絶対条件だった
オートバックスのフラッグシップ店舗「A PIT オートバックス東雲」の立体駐車場2Fで、月1回のペースで開催されているのが「アバルトナイトミーティング」だ。参加は自由で、チューニングメーカーなどのデモカーも展示されていた。2023年3月のミーティングから、一見ノーマルのようでいながら色づかいに小技をきかせた赤白のアバルト595のオーナーを紹介しよう。
当初はアバルト595にグレードがあるのも知らなかった
近々、娘さんが免許を取る予定なのでクルマの買い替えを考え、家族で乗れるコンパクトなモデルを探していたという「ぞーえび」さん。その中でスマートやアバルト、ミニなどが候補に挙がったそうだが、アバルトが欲しかった「ぞーえび」さんは、とりあえず最初にアバルトの試乗をして家族にOKをもらい、他のモデルは試乗もせずに2021年式アバルト595ツーリズモに決定したのだとか。
「AT、右ハンドル、ボディカラーは白、シートがブラウンっていうことが家族での絶対条件だったので、出物があったツーリズモにしたんですが、納車後にアバルト595にコンペティツィオーネとかベースとかがあるのを初めて知ったんですよ。そこから友の会にすぐに入会したり、SNSでいろいろと調べたり自分でアバルト用のアカウントを作っていくうちに知り合いも増えて、一気にハマってしまいました」
カラーコーデも考慮してシンプルにカッコ良く
イベントなどにも積極的に参加している「ぞーえび」さんだが、購入当初は何もイジっていない状態だった。その状態でイベントに行くのが恥ずかしいと感じて、まずはホイールからカスタムをスタート。たまたまSNSで見たクルマにインスパイアされて、パールホワイトのボディにレッドのアドバンレーシングTC-4ホイールを合わせることに。その後に差し色として、同じくレッドのリップやシャークアンテナ、ミラー&ドアノブなどのカスタムを行っている。
「これからどこをカスタムしようかなという妄想も楽しいんですけど、予約してあるK&Nサスで車高を下げたら終わりかなぁ。イタリアのクルマだし、あまりイジリすぎないでシンプルに乗るものお洒落かなと思って。
アバルトはあんまり乗り心地が良くないとか小回りが利かないとか、しょうがないって部分も多いんですが、そのぶん愛すべきところが多くあるので相殺されるというか。例えばコンビニや駐車場に自分のクルマを停めて戻ってきた時に、自分のクルマがカッコいいなっていうのが僕は好きなんで、そういう意味でもアバルトはやっぱりかわいいしカッコいい。カスタムもその方向でセンス良くを目指しています」
気になる娘さんの反応は?
ところで、そもそも2021年式アバルト595ツーリズモを購入するキッカケであり、将来的にこのアバルトを運転することになる、娘さんの反応はどうなのだろうか。
「娘は無視ですね(笑)。ドアノブにカバー付けて赤に変わってるのも、バレてるのかバレてないのか分かんないですけど……。さすがに車高が下がったら分かるかもしれないけど、とりあえず今のうちにある程度はやっておきたいですね」