レスサス「GS350」は不人気?
カスタムする人が少ないレクサス「GS350」をベースに、スポーツVIP仕様を目指して作り込んだ“森ちゃん”。その想いは熱く、もっと世の中にGSのカスタムカーを増やし、GSを盛り上げたいという心意気で挑んでいるそうだ。そんな“森ちゃん”の愛車を紹介しよう。
他メーカーのパーツを流用
メタリックレッドにオールペンした光り輝くGS350。VIPカー業界では、どうしてもレクサスが誇るフラッグシップの「LS」に目が行きがちだが、カスタムを作り込むオーナーが少ないことを逆手に取って、GSでオリジナリティの高い1台に仕上げることができる。
仕上げればカッコ良く目立つことが出来ることがわかっていたという“森ちゃん”が愛車に施したカスタムメニューは、スポーツカーのトヨタ「86」と日産「スカイラインGT-R」のパーツを組み合わせたユニークな方法だった。
フロントスポイラーの造形はドリフトマシンをイメージして鋭さを強調したデザインのバンパーを製作。ベースにしたエアロはエイムゲイン製VIP GTを加工。バンパー奥にはスカイラインGT-R用の前置きインタークーラーをセットしている。
サイドに関してはジョブデザインとファントム、それぞれのエアロの良さを合わせたニコイチステップが自慢で、車高をより低く魅せる工夫も施している。
また、リアについては純正バンパーをベースにTRD86用バンパーが持つスポーティなアンダー部を流用加工で装着。そこにセットする大口径4本出しマフラーは、テールをオフセット装着させるニクイ演出でインパクト高めの処理を施している。
注目を集める点では間違いなく成功
鋭さを強調して作り込んだボディデザインは、装着させているエアロ以外にもフェンダーラインに見ることができる。プレスラインを強調させたフェンダーは、アーチに沿ってフロント7cm、リア9cmの出幅となっており、鉄板を溶接して作り込んでいる。いかにも付けてます的なオーバーフェンダーにならないように、鋭い印象を与えながらも主張は控えめな点が、このクルマの注目ポイントにもなっている。
インテリアについてはボディ同色に内装をコーディネイト。スポーティという意味では、シートを交換したいが、現在は純正のままだ。ただ、ボールジョイント式のステアリングボスにディープコーンのスポーティなステアリングはセットしている。
サスペンションはカズサス エアリフトを選択。タイヤはトライアングルでホイールはワークVS-TX19インチをセット。メタリックレッドのボディにゴールドメッシュホイールがレーシーに映えて印象的だ。
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“森ちゃん”が考案する「レクサスGS350をスポーツカーへと変えるプログラム」はいかがだっただろうか。
AMWとしては、直感的なカッコ良さを持ち、GS350ならではの部分を残すアプローチは狙い通りに成功している思う。その証拠に、たくさんのVIPカスタムカーが並ぶイベントで、われわれは自然とこのGS350に注目してしまった。イベント会場でもひときわ目立っており、確かにこのアプローチはアリだと感じたのだが、いかがだろうか。