インテリアは今風のアレンジ
一方、インテリアについては完全に現代カスタム仕上げとなっている。ボディ色の見方によっては渋いカメリアレッドパールとは対照的に、ホワイト+オレンジを組み合わせた明るいコーディネイトで猛アピール。ダッシュボードはもちろん、シート、ステアリング、ドアパネル等、すべて張り替えている。
現代カスタムとの融合という面では、トランクに収める魅せるオーディオシステムもそれに当てはまる。システム構成は、アンプがロックフォードT400、DIECOCK3000、スピーカーがロックフォード+15インチミッドスピーカーを搭載し、LEDチューブ管や5連モニターも追加して飾っている。
当時ならではの風格のあるスタイルはそのままに、サスペンション等は上げ下げ自在のエアサス仕様にして、内装は魅せるオーディオカーとして現代風に作り込む。このギャップが実に面白い。
このスタイルは、当時、ハイソなクルマのドレスアップを経験した人にとっては憧れたに違いない仕様で、懐かしく感じることだろう。
“こしょー”さん製作のY32セドリックは、ベース車として懐かしさだけではなく、仕様としても懐かしいオジサン好みのVIPセダンに仕上がっているといえるだろう。