多彩なパーツに自作オリジナルアイテムを加えてアクセントに
オートバックスのフラッグシップ店舗「A PIT オートバックス東雲」の立体駐車場2Fで、月1回のペースで開催されているのが「アバルトナイトミーティング」だ。2023年3月のミーティングから、さまざまなブランドのパーツを満載しつつ、オリジナルパーツも自作して装着しているアバルト595コンペティツィオーネを紹介しよう。
ひと目惚れから10年ごしでアバルトを新車で発注
10年ほど乗ったフォルクスワーゲン「ポロGTI」から、新車の2019年式アバルト「595コンペティツィオーネ」に乗り換えたという「部長」さん。じつは部長さん、ポロを購入した直後に街でアバルトを見てひと目惚れをし、10年越しで憧れのアバルトを手に入れたのだそうだ。
「その頃たまたま街中で見て、イジくりまくった日産マーチかなって近づいたらサソリマークがあり、家に帰って調べたらイタリアのクルマなんだって、そこでひと目惚れですね。ポロがボロくなって買い替えを考えていた時に、近所のディーラーで試乗して、その日の夕方には発注書にサインして帰ってきたという、あれよあれよっていう間でしたね。ふらっと見に行くつもりだけだったんですけど」
取り付けやセッティングなども自らの手で
購入したその年にスリーハンドレッドのECUに変更し、そこからカスタムの熱が高まっていったという部長さん。リアウイングに関しては、当初はアセットコルサ風を目指したそうだが、装着にボディの塗装が必要となるためアーキュレー製を選択。ボンネットとフェンダーはスリーハンドレッド、フロントリップはコバルト、サイドスカートは汎用品を加工して装着している。
その他にヘッドライトのアイライン、フロント&リアバンパーのダクトフィンやテールランプフィンなどが装着されているが、これらのパーツはアバルト595を中心に3Dプリンターで製作したパーツなどを販売する部長ワークス製。その名称からも分かると思うが、部長さんが自ら立ち上げたブランドのものだ。
さらにダクトレーシングのオリジナル車高調、K&Nのエアクリーナー、スティーレの強化アクチュエーター、室内のLEDなどさまざまな箇所に手が入れられており、車高調の調整などの作業は自らの手で行っているようだ。
「半年前に車高調を装着したんですけど、最初は乗り心地の悪さにびっくりしました。2週間に1回くらいジャッキで上げてセッティングしているんで、だいぶ改善してきました。その他も、よほど難しい作業でなければ自分でやるようにしています」
アバルトはリアルミニ四駆
購入から3年超で、自身のブランドまで立ち上げてしまうほどアバルトに入れ込んでいる部長さん。そこまで入れ込めるアバルトの魅力とはなんなのだろうか?
「仲間が増えることと、クルマの魅力でいえばリアルサイズのラジコン、ミニ四駆みたいな感じですね。自分は小学生のときにミニ四駆世代だったんで、モーター替えたりベアリング替えたりしていましたが、小学生のお小遣いじゃままならないじゃないですか。その不満というか、できなかったことを今、アバルトでやってる感じですね」