オーナーによるオーナーのためのイベント「NSXオーナーズデイ2023」が発足
イベントのバナーにお出迎えされ、鈴鹿サーキット交通安全センターに続々と集合するホンダ「NSX」とそのオーナーたち。NSXのイベントといえば、30年間続いた「NSXフィエスタ」が有名だが、惜しまれつつ2022年で終了。そこで全国のNSXオーナーたちが中心となり、オーナーによるオーナーのためのNSXイベントを企画して実現したのが、2023年3月12日(日)に開催された「NSXオーナーズデイ2023」だ。
展示イベントとして、スポーツ走行の「NSXミーティング」と同日開催
初回となった今回は、同じく30年以上開催されてきたスポーツ走行メインのイベント「NSXミーティング」との同日開催。「ミーティング」では「ガンさん」こと黒澤元治氏を講師に迎えてドライビングスキルの向上やスポーツ走行を楽しむことができる。展示と交流が中心の「オーナーズデイ」と双方のイベントを行き来することで、NSXのさまざまな楽しみ方を体感できるようになっていた。
ちなみに「NSXオーナーズデイ」の参加募集はSNSなどを通して行われ、10日間で100台の定員が埋まったそうだ。それだけNSXフィエスタに代わるイベントを、オーナーたちが望んでいたということだろう。NSX Owners.com事務局の富吉さんはこう語ってくれた。
「全国のオーナーズクラブやSNS等で活動されている方々と協議を重ね、またフィエスタにおいて特別講師を務めてこられました、黒澤元治さまや鈴鹿サーキット交通教育センターの皆さまからアドバイスや協力をいただき、今日の開催を迎えることとなりました。第1回目の今回はあまり多くのプログラムは用意せず、『集まろう』を合言葉に、各組織やネットを通じて参加を呼びかけてきました。最近新たにオーナーになられた方から、発売以来乗り続けているベテランの方まで皆さんの関心も高く、初めての開催で不安があったなか、趣旨を理解いただき大変うれしく思っております」