ゆっくりNSXと交流を楽しみ締めはパレードラン
会場では有志スタッフの誘導でカラーリングごとに100台ものNSXが整然と並べられ、展示車両やブース出展も行われていた。事務局の富吉さんの言葉どおり、最後に行われたパレーランまではとくにコンテンツはなく、参加者はそれぞれの楽しみ方でオーナー同士の交流を図っていたようだ。
また、抽選で選ばれた人は「NSXミーティング」でのスキットパッド体験走行などにも参加。途中で雨が降ることもあったが、オーナーの大半は帰ることもなく会場に留まり、NSXなどのペースカーに先導されてカラーごとに隊列を組んだパレードランをフィナーレに、第1回「NSXオーナーズデイ」は幕を閉じたのだった。
「スタッフは皆、長くNSXに乗ってきた方ばかりです。最後のフィエスタ開催が延期となったことで、結果的にはずいぶん長い期間、討議をしてきました。今後については、参加したオーナーの希望や提案を聞いたうえで内容を決めて、少しずつ加えていきたいと考えています。また、“スタッフになって企画をやりたい”という方も歓迎します」
と富吉さん。初代NA1型が1990年にデビューしてから33年目のNSXは、そろそろクラシックカーの領域に入っていく時期だ。NSXを愛するオーナーたちのネットワークと情熱によって、これからさらにNSXの文化が熟成され発展していくことだろう。