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「インポートVIP」は費用対効果バツグン! ジャガー「XJ6」の「やりすぎないけど目立つ」カスタムとは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 横澤靖宏

外しの美学としてのジャガー

インポートVIP界ではメルセデスやBMW、アウディ等をベース車として使うケースが多いが、そこもあえて外してジャガーを選ぶのもポイントだ。

見るからにエレガントなスタイルは、VIPカーとしてのカスタムとの相性も良い。そして、ジャガーXJシリーズといえば英国高級車の代名詞だけに、少しイジっただけでも特別な存在感を放てる。そんな狙いもあったわけだ。

“ゆきぐろ”さんのジャガーXJは、2003年式のX350である。グレードはスタンダードだが、よりスポーティ仕様となるXJR用グリルを装着。

フロントバンパー、サイドステップはワンオフ製作したモデルで、あくまでも純正スタイルを崩さない形でモディファイを加えた。がっつり下がった車高についてはエアサスを装着させて実現。もちろん、ジャガーXJ用のエアサスの設定はないので、純正サスペンション改エアサス仕様としてワンオフ製作したモデルであった。

また、シルバーのボディに映えるゴールドディスクの5本スポークホイールは、輸入車に履かせるホイールメーカーとして知られるヴァルド製19インチをセットしている。

落ち着いた雰囲気を与えつつも、VIPカーとして凄みの強調させた作り込みにオーナーのセンスを感じる。流行のオーバーフェンダーを装着をさせて、よりアピール性を高めることも出来るが、それはあえてやらない。なぜなら、インポートVIPはやりすぎなくても目立てるからだ。

国産車には出せない独特の存在感と風格。これがインポートVIPの魅力といえるだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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