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盗難防止ユニット「ポラリス」はLINEを通じて異状を教えてくれる! 位置情報もGPSでしっかりフォローします

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

盗難対策×GPS追跡×SNS

第50回目を迎えた東京モーターサイクルショーは、3月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催され、過去最多となる166の企業や団体が出展。展示車両は569台を数え、盛大に行われた。開催された3日間ともに雨ということで、コロナ禍前の入場者数には及ばなかったものの、昨年比112.7%という13万91000人が来場し、大いににぎわった。

自分で愛車の「今」を知ることができるアイテム

新型車両はもちろん、ライディングギアなどさまざまな展示が行われていたが、その中で小さく展示を行っていたのが、POLARISS(ポラリス)である。いわゆるロックアイテムから防犯カメラ、そしてイモビライザー系とバイクの盗難対策グッズはいろいろあるが、これは愛車の位置情報を常にGPSで把握し、スマホで確認できるというもの。

近年は巧妙かつ大胆な手口でのバイク盗難が多発しているが、このアイテムは、バイクから離れたところにいてもいち早く異常を察知し、愛車の今の状態を知ることができる。京セラ製のGPSユニットを搭載した本体にはSIMも内蔵し、通知には国内のほぼ全域をカバーするNTTドコモ4G LTEの通信網を使う。「GPS」と日本の衛星測位システム「みちびき」、ロシアの人工衛星を利用した衛星測位システム「GLONASS」から位置情報を取得する。

POLARISS

LINEで友達登録をするだけでセッティングが完了

専用アプリなどは不要で、LINEの友達登録をするだけでセッティングが完了。監視の開始(センサーON)、監視の解除(センサーOFF)、状態確認(最終ログ位置の確認)、Web (クラウド上のご自身のデータログへアクセス)、カメラ(画像撮影とクラウドへのアップロード)、写真(写真フォルダからクラウドへの画像アップロード)という6つのボタンを操作するだけだ。

ポラリスを搭載したバイクが振動を感知すると瞬時にLINEを通じてユーザーに通知を送り、何かが起こったことをいち早く知ることができる。予め設定したジオフェンスエリアを元に、移動を感知する度に距離計測を行うことで移動速度の予想なども感覚的に理解できる。移動通知が3回を越えると追跡モードへ自動的に移行する。節電することでバッテリー切れを防ぎながら追跡に特化して監視を続けることも可能。移動軌跡を日付で追うこともできるので、数日間にわたる捜索でも場所を確認することができるとしている。

移動履歴がGoogleMap上に表示可能

また、自宅駐車場やガレージだけでなく、出先での万が一の事態でも、自分から位置情報を確認することなく、即座に情報を把握することができ、より早く対応することが可能だ。また、移動履歴がGoogleMap上に表示ができるため、普段のツーリングなどでもそのログを見返すことでもう一度旅を楽しめそうだ。

温度/加速度センサー、アンテナも内蔵した本体サイズは約83mm×49mm×13.8mmで、重量は約63gと軽量コンパクト。電池容量は1500mAhとなり、4カ月は機能を持続する。セキュリティには、端末をいかに目立たないよう取り付けられるかが重要だが、このモーターサイクルショーでは、サンプルとして冷却フィンを模したカバーなど、装着グッズの試作品も並べられていた。もちろん2輪だけではなく4輪での搭載も可能だ。ちなみに本体価格は1万5000円(消費税込)、月額利用料は1980円(消費税込)から、となる。

さらにアップデートも視野に開発が進められており、現在四輪盗難対策には外部から動力をカットするシステムを開発中だという。2輪だけでなく4輪でも使えるセキュリティアイテムに注目だ。

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