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マセラティ新型「グラントゥーリズモ」はスタイルは変わらず「中身」は激変! BEV版とV6版を乗り比べてみました

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TEXT: 西川 淳(NISHIKAWA Jun)  PHOTO: マセラティ

  • マセラティの走り

  • リアビュー
  • BEVの走り
  • マセラティの走り

生まれ変わった新型に秘められた性能とは?

マセラティの本丸、「グラントゥーリズモ」のフルモデルチェンジ版がいよいよ走り始めました。サイズも見た目も旧型とあまり変わらないようにも思えますが、乗って見れば「似て非なる」GTだったのです。ローマ近郊で開催された国際試乗会での、その走りをお伝えします。

サイズも見た目も旧型とあまり変わらないが……

マセラティのニューモデル攻勢がいよいよ本格化し始めた。ブランドの本丸と言っていいグラントゥーリズモ(GT)のフルモデルチェンジ版がいよいよ走り始めたのだ。

その姿を見て旧型とそっくりだと思った方も多いことだろう。けれども乗ってみればそれは「似て非なる」GTだった。

「MC20」や「グレカーレ」に適用された最新のマセラティフェイスを旧型グラントゥーリズモに与えれば誰でもこんなカタチにできるかもしれない。けれどもサイズ的には少し幅が広がってホイールベースは逆にやや短縮され、車高もわずかに低くなった。とはいえ、その程度。けれども、旧型とほとんど変わらないボディサイズだという点こそ、新型の注目ポイントだったと言っていい。

新型GTはV6エンジン駆動グレードと100%バッテリー駆動(BEV)グレードの2種類を用意している。それでいて基本的には同一の骨格とアルミボディ、シャシーを使っている。そこまではよくある話なのだが、92.5kWhという大容量バッテリーを積むにも関わらずエンジン搭載グレードと車高が変わらない、どころか旧型よりも低く収めたというのだから驚くほかない。床下にバッテリーを積んだことで妙に分厚くなるBEVが多いというのに(だからSUVはBEVにしやすいのだ)。

秘密はLG製バッテリーの形状にあった。アルミ製シャシーの基本的な骨格を両パワートレインで共有できるよう、電動システムをエンジン+トランスミッションのパワートレインとほぼ同じ形状にした。前後重量バランスも50:50を確保(エンジン車は52:48)したというから、マセラティのホンキが窺える。

新型GTに用意されたグレードを最高出力の低い順に並べると、モデナ(V6)・トロフェオ(V6)・フォルゴーレ(BEV)となる。最高速の順もおなじ。なかでもフォルゴーレはBEVにもかかわらず325km/hという高スペックを標榜した。

モデナとトロフェオに搭載されたV6はMC20にも積まれた新開発(以前のフェラーリ設計生産ではなくマセラティ設計生産)のプレチャンバー付き3リッターV6ツインターボ「ネットゥーノ」だ。モデナとトロフェオでは性能スペックが違う。ドライサンプ式(MC20)ではなくウェットサンプ式となり、このエンジンに8速ATと4WDシステムを加えたパワートレインは完全フロントミドに置かれている。

リアビュー

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