兄弟車「レネゲード」用キットでリフトアップ
Shuheiさんのプライベートカーを見て、いいな、欲しいな、と思った500Xファンには同じ仕様のクルマを製作することも可能とのことなので、ディテールを伺ってみた。まず、4輪駆動車を中心とした自動車用品で知られるJAOS(ジャオス)がリリースしているジープ「レネゲード」用リフトアップキットを用いて車高をアップしていた。500Xの兄弟車であるレネゲード用の当キットは、純正のダンパー&コイルスプリングのそのまま使えるので、乗り心地やフィーリングがほとんど変わらないことに加え、導入コストも抑えられる点もポイントだ。
車高が上がった500Xに、さまざまな地形と天候を走破できる本格オールテレーンタイヤであるトーヨータイヤのオープンカントリーと、ホットスタッフコーポレーションの本格派4WDホイール、バークレイ ハードロックをセット。ブレーキはディクセルで、迫力あるアピアランスを生み出すことに貢献しているオーバーフェンダーは汎用品を装着している。
アフターマーケットパーツのディバーターバルブアダプターを取り付けているエンジンは、センターインテーク構造を採用しているTEZZOカーボンエアインテークシステムと、同じくTEZZOのlxyスポーツマフラーを装備することで吸排気系の効率をアップ。lxyスポーツマフラーはエンド部分が2本出しなので、スポーティな見た目も楽しめるようになっている。
500Xのラゲッジスペース容量は350Lで、後席を倒すと1000リッターまで拡大することができる。この日のイベントでも、リアゲートを上げた状態でアウトスペックブースに置かれたShuheiさんの愛車は「走るお客様受付センター」としてフル活用されていた。そのカッコよさを数多くのフィアット好きが目にしているので、フォロワーが現れるかもしれない。