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独断と偏見で「スーパーGT」2023年シーズンの注目を発表! 参戦車両をぜんぶ見せます!(ただし1台除く)

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TEXT: 佐藤正勝(SATO Masakatsu)  PHOTO: 佐藤正勝/GTA

GT500は大型移籍など話題がたくさん

GT500で注目したのはゼッケン17のAstemo REAL RACINGだ。今年もリアルひと筋14年の塚越広大と2年目の松下信治というコンビに変わりない。昨年はその松下の加入で注目と書いたが、チームとしては確かにそれなりの活躍を見せ、最終戦までチャンピオンの可能性があった。だがシーズン中のちょっとしたことで落としたポイントが響き、もったいないとしか言いようがないシーズンとなってしまった。

だが今年はチームがスーパーGTに参戦して17年目。これまでの16年間で何度となくあった手が届きそうで届かなかった「アレ」を、「17年目の17号車」には是が非でも取りにいってもらいたい。

今シーズンはホンダからトヨタへ電撃移籍し、ゼッケン37のTGR TEAM Doloitte TOM’S GRスープラに乗る笹原右京にも注目である。彼は物静かではあるが、いざレーシングカーに乗ると走りはまるで別人のようになるのは、2013年から参戦していた海外でのフォーミュラー・ルノー時代の経験があったからなのかもしれない。その右京の相棒にはジュリアーノ・アレジ。この移籍でふたりに何かしらの良い化学変化が起こり、シーズンを揺るがす存在になってほしいものである。

37号車ドライバー

新型車が登場するなどマシンにも話題あり

注目車両としては、長年にわたりトヨタ プリウスでGT参戦を続けてきたaprが、今シーズンよりレクサスLC500hを投入する。プリウスに比べ空力が圧倒的に向上したボディと、これまで培ってきたレーシングハイブリッドシステムを武器にどのような活躍をするのか期待大だ。

こちらは車両自体ではないが、ARTAとチーム無限のコラボ(?)と言ったらいいのだろうか、ARTAのメンテナンスがM-TECに変わったことにより、2台のオートバックスカラーのGT500マシンが出現。ドライバーは8号車に野尻智紀と大湯都史樹、16号車に福住仁嶺と大津弘樹という必勝体制のラインナップである。どう見てもチーム内でバチバチになるのは必然。相打ちだけはしないで頂戴ね。

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