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クルマのドレスアップはもう古い!? いま巷でジワジワ来ている「ドレスダウン」カスタムのポイントをお教えします

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: トヨタ自動車/AMW編集部

チープでラフさを前面に押し出す

エアロパーツにタイヤ&ホイールにローダウンと、愛車をドレスアップするメニューはじつに豊富だ。しかし最近「ドレスダウン」という言葉を耳にすることがある。いったい何を目的としており、どんな手法なのだろうか。

クルマのカスタムに絶対的な正解は存在しない

代表的なのは廉価グレードのパーツを使い、チープなイメージを演出するテクニックだ。ボディ同色に塗装されたバンパーを商用車っぽさ全開の黒バンパーへ、車内が見えないプライバシーガラスを昔ながらのクリアガラスに交換するなど、普通の人ならお金をかけて安っぽく見せるなどあり得ないかもしれない。

しかし安全性や走りに悪影響があるような場合は除き、クルマのカスタムに絶対的な正解は存在しないのだ。フルエアロに対するエアロレスもドレスダウンのひとつ。昔の話になるがドリフト仕様で巨大なリアスポイラーが流行していたとき、正反対のスタイルであるリアスポレス仕様にも一定数のファンがいた。

他にもAE86レビン&トレノを例に挙げると、最上級グレードである「APEX」に、廉価グレードの「GTV」などから黒バンパーを前後とも流用したり、メーターをAPEXのデジタルからアナログにダウングレードするなどである。もっともAE86のデジタルメーターは視認性の向上が主目的で、今回のドレスダウンというテーマからは外れるかもしれない。

鉄ホイール風のアイテムもある

純粋なパーツでいえば鉄ホイールだ。今は純正でもアルミホイールが主流だが、鉄ホイールにカバーというケースが多かった。そんな無骨さを最近のクルマに取り入れるのは、立派なドレスダウンといっていいだろう。ただ本物の鉄ホイールはサイズ的に履けない可能性があり、その代わりに勧めたいのがデザインを鉄ホイール風にした、ワイルドでクラシックなスタイルの社外アルミホイールだ。これならサイズや重量のデメリットは解消できるはずであり、ホワイトレターなどドレスアップしたタイヤとの相性もいい。鉄ホイール風のアルミホイール

小物でいえば昔はダサさの象徴だったバンパーのコーナーポールや、白いレースのあるハーフシートカバーなども立派なドレスダウンになりそうだ。愛車をゴージャスに見せるドレスアップと対極の、チープでラフさを前面に押し出すドレスダウン。他人と同じことをせず個性をアピールするという点は両者とも一致しているし、オーソドックスな定番カスタムに飽きた中〜上級者にとっては新鮮かもしれない。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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