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海沿いの酒場で出会った日系人のライブをエンジョイ! 朝霧の浜辺ではヨガの女性が瞑想していました──米国放浪バンライフ:Vol.28

海沿いの酒場で出会った日系人のライブをエンジョイ! 朝霧の浜辺ではヨガの女性が瞑想していました──米国放浪バンライフ:Vol.28

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TEXT: 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)  PHOTO: 牧野森太郎

7月5日 カリフォルニア1を走りメンドシーノへ

翌日は、超ロングドライブになった。鬱蒼としたレッドウッドの森を延々と走り、国道101から州道カリフォルニア1に入った。この道は海岸線を行く絶景ドライブコースとして名高いが、残念ながら濃い霧で何も見えない。アップダウンが激しく急カーブが多いため、普通のクルマでも時速30マイル(約48km/h)くらいしか出ない。視界も悪く過酷なドライブとなった。

カリフォルニア1には、フォートブラグ、メンドシーノという2つの町があり、いずれもアーティストが多く住むことで知られている。とくにメンドシーノは観光的にも成功していて、平日だというのに多くの観光客で賑わっていた。

ぼくはフォートブラグの町が気に入り、カフェでアップルパイを食べ、アートギャラリーでちょっとした買い物をした。

静かな朝のビーチで瞑想している女性に遭遇

この日は久しぶりにメンドシーノのKOA(Kamp Of America:全米チェーンのキャンプサイト)を予約してあった。翌日は、愛車「ドル」の買い取りを検討しているティモシーにクルマを見てもらう予定だ。疲れていたが室内をきれいに掃除して、見えるわけではないがグレーウォーターも排水してリフレッシュした。

翌朝、早起きをしてビーチに続くトレイルを散歩した。途中でシカやウサギに遭遇しながら海岸に着くと、ひとりの女性が瞑想をしていた。かたわらにはヨガマットが置いてある。ぼくは自分の足音が波に紛れて、彼女の邪魔にならないことを願った。

右手の半島には朝の霧がかかっている。今日の午後、セバストポルでのティモシーとのミーティングは、どんな展開になるのだろう。少しナーバスになっている自分の心を鎮めた。

■「米国放浪バンライフ」連載記事一覧はこちら

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  • 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)
  • 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)
  • アウトドア誌、ライフスタイル誌などの編集長を経験。2001年にアメリカでキャンピングカーを購入して以来、国立公園を訪ねることをライフワークとする。著書に『アメリカ国立公園 絶景・大自然の旅』『自分自身を生きるには 森の聖人ソローとミューアの言葉』(ともに産業編集センター)がある。カリフォルニア州シェラネバダ山脈のジョン・ミューア・トレイルを計30日かけて踏破したレポートがデルタ航空機内誌「sky」に掲載され、カリフォルニア観光局のメディア・アンバサダー最優秀賞を受賞。
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