2023年も国内外の多彩なマシンで争われる!
国内最高峰のGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT」。2023年シーズンの開幕戦は、4月15日(土)〜16日(日)に、岡山国際サーキットにて開催される。AMWはGT300クラスに注目。2023年シーズンにエントリーしているマシンを動画で紹介します。第1回目は、2号車から9号車まで。なお、写真は公式テスト時のもので、本番仕様とはカラーリングなどが異なる場合があるのでご了承くださいませ。
#2 muta Racing GR86 GT(堤 優威/平良 響)
名門チーム、インギングが運営するMuta Racing INGINGは、2022年の開幕戦に合わせて主力モデルをロータス・エヴォーラMCからトヨタGR86GTにスイッチ。第6戦のSUGOでは予選13番手から劇的な逆転勝利を飾るなど素晴らしいパフォーマンスを披露した。残念ながらポイントランキングはドライバー部門14位、チーム部門12位にとどまったが、2023年は堤 優威をそのままに平良 響が新加入し、若手コンビで上位進出に挑む。
#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
バーチャルアイドル、初音ミクでおなじみの「グッドスマイルカンパニー」を母体とするレーシングチームで、2016年からメルセデスAMG GT3で活躍。元F1ドライバーの片山右京氏が監督を務めており、2017年にはタイトルを獲得した。その実力は今も衰えることなく、2022年には第5戦の鈴鹿を制覇。ドライバー部門で9位、チーム部門で6位につけた。2023年も谷口信輝/片岡龍也のゴールデンコンビは健在でタイトル奪還に挑む。
#5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(冨林勇佑/松井孝允)
「マッハ車検」でおなじみのマッハを母体とするチームで、2002年よりスーパーGTへのフル参戦を開始。主力モデルはトヨタ86 MCで、2022年のポイントランキングはドライバー部門・チーム部門ともに18位に終わったが、第3戦の鈴鹿では2位入賞を果たすなど表彰台を獲得した。2023年は冨林勇佑をそのままに、実力派の松井孝允が新加入したことで、さらなる飛躍が期待されている。
#6 DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)
1969年に設立された老舗のレーシングチームで、2002年の全日本GT選手権ならびに2019年のスーパーGTでGT500クラスを制覇。2021年にアウディR8 LMSを武器にGT300クラスへの参戦を開始した。2022年の最上位は開幕戦の岡山と第5戦の鈴鹿の5位入賞にとどまったが、2023年は昨年に引き続き片山義章/ロベルト・メリ・ムンタンが起用されたほか、マシンの熟成が進んできただけに、上位進出が注目されている。
#7 Studie BMW M4(荒 聖治/ブルーノ・スペングラー)
BMWの専門ショップ「Studie」を母体とするチームで、BMW Z4 GT3を武器に2014年からスーパーGTへの参戦を開始。2016年にM6 GT3にスイッチし、2022年にはM4 GT3を投入して第3戦の鈴鹿で待望の初優勝を獲得した。2023年はエースの荒 聖治をそのままに、BMWのワークスドライバーとして活躍してきたブルーノ・スペングラーが新加入するなどドライバーのラインナップも充実。熟成の進んだM4で悲願のタイトル獲得に挑む。
#9 PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG(阪口良平/リアン・ジャトン)
2000年に設立されたチームで、2009年よりスーパーGTへの参戦を開始。2021年よりフェラーリ488 GT3を投入しており、2022年の開幕戦・岡山では4位入賞を果たした。2023年はドライバーラインナップを阪口良平/リアン・ジャトン/川端伸太郎に変更したほか、マシンをメルセデスAMG GT3にスイッチするなど、ソフト・ハードともに体制を一新。競技ゲーム配信Vチューバーグループ「ぶいすぽっ!」とのタイアップで最前線に挑む。