参加費も8700円と低く設定されている
パドックの充分な動線の確保や、各参加者の走行の時間を多めに取りたいということから、募集台数は少なめの毎戦40台がマックス。もちろん参加費も8700円と低く設定されており、ジムカーナという走行に対しての費用で考えると極めてリーズナブルということもわかる。
クラスは、100ps以下のクラス1から280ps以上のクラス5までの5クラス(4WD車には+1秒のハンデ有)に、Sタイヤを使用可能とするエキスパートクラス(車種問わず/車輛およびタイヤによるハンデ有)の全6クラス。ナンバー無し車の参戦は不可となる。
ミスコースをしないように、というのもジムカーナの面白さともいえる。だが、初心者にとってはコースを攻めるハンドリング技術の向上に注力したい、であるとか、いずれは本格的なジムカーナをやりたいけれど競技慣れをしたいという向きには最適。もちろん、ここでしっかり腕を磨いてから地区戦などへステップアップをしていきたいと考えている人や、セッティング出しにも使えるシリーズともいえる。
競技は大きなトラブルもなく無事に終了
今回は合計25台(クラス1に4台、クラス2に8台、クラス3に7台、クラス4に2台、エキスパートに6台)がエントリー。朝から参加者が集まって、受付、そして慣熟歩行を行い、午前中に練習走行2本・タイムアタック1本目の走行。お昼休みを挟んで、午後も練習走行1本・タイムアタック2本目を行い、タイムアタック2本目が終わり次第、今度は反省走行1本というスケジュールとなった。
シーズンも変わり、新たに地区戦に参戦することとなった選手らもいるものの、それでもこの「練習会のようなジムカーナ大会」に、参戦を継続する面々も多い。シリーズチャンピオンには記念のウエアが渡されており、昨年クラスタイトルを制した面々も多く参加している。
朝から陽が射し、春の好天に恵まれたはずだったが、時折雨雲がかかるような一日となり、午後の決勝2本目ではワイパーを動かさなくてはならないほどの降雨にたたられた。それでも競技は大きなトラブルもなく、大きな事故もなく無事に終了した。
ジムカーナをやってみたい、本格的なジムカーナ競技をやっていきたい、という人向けのシリーズ、続く第2戦は7月8日(土)に開催。ちなみに、第3戦は10月14日(土)、第4戦は11月18日(土)に開催となる。