実力派ドライバーのいぶし銀の走りは必見
今週末の4月15日(土)〜16日(日)に、岡山国際サーキットにて開幕する「SUPER GT」。国内最高峰のGTレースとして、モータースポーツファンを魅了しています。AMW編集部が注目するGT300クラスは、27台がエントリー。国産車と輸入車が入り乱れ、熱いバトルを繰り広げます。激戦のGT300クラスを紹介する当企画の第5弾は、87号車から360号車までの5台です。なお、本番仕様とはカラーリングなどが異なる場合があるのでご了承くださいませ。
#87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)
日本ランボルギーニ・オーナーズ・クラブ「JLOC」の有志によって1994年に結成されたチームで、以来、全日本GT選手権/スーパーGTで活躍してきた。近年は2台のランボルギーニ・ウラカンGT3をGT300クラスに投入し、上位争いを展開。2022年は87号車が最終戦のもてぎで2位入賞を果たした。2023年も87号車は松浦孝亮/坂口夏月をラインナップ。熟成を極めたウラカンで上位進出を目指す。
#88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
1994年のJGTCにカウンタックで参戦するほか、1995年にはディアブロ・イオタを投入。以来、つねに全日本GT選手権/スーパーGTに最新のランボルギーニを投入してきたJLOCは、2023年も2台のウラカンGT3で参戦している。2022年の88号車は目立った成績を残せず、第7戦のオートポリスでの4位入賞がベストリザルト。だが、経験豊富な小暮卓史/元嶋佑弥のラインナップを継続しただけに、2023年は上位争いを展開するに違いない。
#96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)
2013年に「岡山トヨペット」の社内チームとして発足し、2018年よりレクサスRC F GT3でスーパーGTに参戦。デビューイヤーながら2018年に2勝をマークしたほか、2019年にはチーム部門でランキング2位につけるなど実力のあるチームだ。2022年は表彰台に届かなかったが、6戦で入賞するなど安定感が抜群。2023年も新田守男/高木真一のベテランコンビ、そして、熟成を極めたRC F GT3で上位争いに挑む。
#244 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)
2020年にレクサスRC F GT3でスーパーGTへの参戦を開始し、2021年にはGRスープラに主力モデルをスイッチ。第3戦の鈴鹿で初優勝を獲得したチームだ。2022年は目立った成績を残せなかったが、昨年に引き続き佐藤公哉/三宅淳詞をドライバーとして起用。投入3年目のGRスープラも進化を遂げているだけに、2023年は予選、決勝ともに抜群のパフォーマンスを披露するに違いない。
#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/田中 篤)
1985年に設立された「東名スポーツ」を母体とするチームで、2007年よりスーパーGTで活躍。2022年は上位進出こそ果たせなかったが、安定感は高く、ニッサンGT-R NISMO GT3を武器に全てのレースでポイントを獲得した。主力モデルのGT-Rは熟成の段階にあるほか、2023年も青木孝行/田中 篤らベテランコンビがドライビングを担当するだけに、着実な走りで上位に食い込んでくるはずだ。