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2億円が当たり前になったランボルギーニ「ミウラ」のスーパーカーブーム時代の評価は低かった!?【スーパーカー列伝08】

2億円が当たり前になったランボルギーニ「ミウラ」のスーパーカーブーム時代の評価は低かった!?【スーパーカー列伝08】

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: Courtesy of RM Sotheby's

『サーキットの狼』では飛鳥ミノルの愛車だった

スーパーカーブームのきっかけとなった漫画『サーキットの狼』(1975年から週刊少年ジャンプでの連載がスタート)では、若手の実力ナンバーワンレーサーとして注目された飛鳥ミノルの愛車としてミウラP400Sが登場。主人公である風吹裕矢の兄貴的存在であった飛鳥は、風吹の姉であるローザと結婚したこともあり、劇中におけるミウラP400Sは「善玉/悪玉」というシンプルな分け方をするなら、善玉であった。

キング・オブ・スーパーカーとして知られるカウンタックがランボルギーニの名声を不動のものにしたエキゾチックカーだったとすると、ミウラはランボルギーニが送り出した最初の傑作車だと言うことができ、なおかつ初めてフェラーリに対抗できたスーパースポーツカーだったと解釈できるだろう。

オークションでの最新相場は

世界的にファンが多いこともあり、ミウラの流通価格は超高値で推移している。たとえば2022年9月にスイスでRMサザビーズが開催した「ST. MORITZ」オークションでは、フルレストア済みの白い1968年式ミウラP400が出品され、140万~160万スイスフラン(邦貨換算約2億800万円~2億3800万円)と高額のエスティメート(推定落札価格)がつけられた。

この個体は残念ながら落札されなかったが、ほかの海外オークションでも2億円や3億円での落札は当たり前なのが実勢。以前、日本国内のショップで伺ったP400Sの販売価格が2億5000万円で、P400も同じぐらい、P400SVは3億5000万円だったので、もはやミウラは世界的に誰もが認めるプレミアム・スーパーカーの殿堂に入っていると考えていいだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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