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38万円で「Z33フェアレディZ」をS30風にカスタム! 今後のリアキットとワイドボディに期待もてます!

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

15センチ延長して絶妙のバランスに

フロントノーズについては純正バンパーと比較して約15cm延長させている。そして、よりS30Zらしさを引き出すために、ノーズ先端にエッジを強調するデザインを採用。

Z33は、エンジンのマウント位置や各補器類の都合もあって、どうしてもノーズを低く作ることが難しい。そのため、スポイラーの下にもうひとつのスポイラーを付けるダブルスポイラーデザインにすることで、より低くスラントノーズ化させる工夫を施す点も見逃せない。

フェアレディZはやはりロングノーズがポイントになるため、バンパーを含めたデザイン処理も凝っている。

フェイスキットを構成するパーツについては、フロントフェンダー、ボンネット、フロントバンパーの3点セット。ヘッドライトはオプション設定で、ハロゲンにするかLEDにするかを選んでもらうスタイルだ。

気になるフルキット価格は38万円ということ。ポン付けでZ33が魅力的なS30Zフェイスになってしまうことを考えるとお買い得といえるだろう。

昭和レトロが流行っている昨今、こうしたトリッキーなアプローチによってネオヒストリックカーっぽい表現をするのもアリだ。日産フリークの中でも特にダットサンファンにとって、このクルマは特別な輝きを放っていることだろう。

* * *

ここで紹介したフロントフェイスキットは第1弾。これから第2弾としてリアのキット、そして第3弾としてワイドボディ化が予定されているそうだ。すべてが出揃ってから一気にカスタムするのもありだが、まずはフロントからひとつずつボディキットを装着してカスタムしていくのもありだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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