オイルと冷却水のチェック
いまのクルマなら、きちんとオイルが入っていて、冷却水が足りていれば、そうそう大きなトラブルにならない。逆にいえば、オイルや冷却水が漏れて、不足していると大きなトラブルになりやすいので、ウォッシャー液の点検・補充でボンネットを開けたついでに、オイルの量と汚れ具合、冷却水の量だけは見ておこう。
ランプ類のチェック
ヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、バックランプ、ウインカー、スモールランプ、ナンバー灯などが、きちんと点灯・点滅しているかどうかも一通りチェックが必要。街を走っていると、意外にライトが球切れのまま走っているクルマを見かけるはず。普段自分ではなかなか気がつきにくいので、お出かけ前に二人一組(車内と車外にひとりずつ)になって、ランプ類の点検を。
ワイパーゴムの交換
ワイパーのゴムも1年に一度が交換の目安。梅雨を迎える前、GWのタイミングで新品に交換しておくと、雨が降っても視界良好だ。ワイパーを動かしたときに、少しでも筋が入ったり、ビビリ音がするようなら、高い部品ではないので即交換。
エアコンのフィルター
エアコンのフィルターも1年・1万kmが交換の目安。GW前には、たくさんの花粉をキャッチしてくれているはずなので、交換するならGW前がベストかもしれない。
ガス欠対策
最後にガソリンについて。
セルフスタンドが普及して久しいが、いまだにフルサービスのスタンドしか利用したことがない人もいるようだ。しかし、出先にフルサービスのスタンドがあるとは限らないので、GW前にセルフでの給油方法をマスターしておくこと。「軽自動車に軽油」を入れるなど、燃料入れ間違いは大トラブルになるので、油脂の確認、給油方法の確認を今一度。レンタカーやカーシェアリングをする人はとくに重要だ。
また、地方ではガソリンスタンドの閉店時間が早かったり、ガソリンスタンドの過疎化が進んでいるところがあるので、給油は早めに。高速道路上では、原則50kmごとにSAがあり給油可能だが、なかには100km以上SAがない区間や、夜間はガソリンスタンドが閉店しているSAもあるので要注意。ちなみに高速道路のJAF出動理由第2位は燃料切れ(2021年は全国で6905件)
じつは身近なトラブルでもあるので、燃料計の残量が半分を切ったら、次のガソリンスタンドで満タンにしておくぐらいの心構えでちょうどいい。
その他、気になること、振動、匂い、異音などがあれば、ディーラーや整備工場に持っていくこと。またメカに詳しくないという人は、大手カー用品店の無料安全点検サービスなどを利用するのがおすすめだ(事前に予約するのが望ましい)。