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愛車は半世紀前の初代スバル「レオーネ4WD」! 元祖・乗用四駆に乗る熱血スバリストに直撃しました

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循

この個体に惚れこみ長い時間をかけてようやくオーナーに

低重心でシンメトリカルな水平対抗エンジンと四輪駆動の組み合わせは、最新のスバル車まで一貫して採用され続けてきた伝統のレイアウト。そんな技術オリエンテッドな歴代のスバル車には、スバリストと呼ばれる熱心なファンも多い。その「スバルAWD」のルーツと言える初代レオーネ4WDとなれば、スバリストならずとも大いに気になる1台だ。

「もともとこのクルマに出会ったのはネットオークションでした。そのときは縁がなくて手に入れられなかったのですが、車両自体の居場所はわかっていたので、“もし手放すことがあったらお声がけを”と言いながら、長い時間をかけてその日が来るのを待っていました」

と語るムラムラさん。その甲斐あって10年ほど前、ついに手元にやってきたのがこの1台というわけだ。

スバルのエンジニア高橋三雄さんのサインも

リアのサイドウインドウにはムラムラさんの生業である屋号のシールが貼ってあるが、「もちろん洒落です。たまに営業に使うこともなくはないですが、基本的には温存してます(笑)」

ボンネットを開けてもらうと、低い位置に収まった水平対向エンジンの上に収まったスペアタイヤとエアクリーナー。この時代のスバル車の見慣れた光景だが、見るとエアクリーナーにはかつてスバルの技術本部で活躍したエンジニア、高橋三雄さんの直筆サインが。「今から10年ほど前、あるイベントでお会いして書いていただいたサインです」とのこと。

知らない人が見ればただの古いライトバンかもしれないが、ヒストリックカー好きやスバリストから見ればまさに宝石のような、ムラムラさんのレオーネ4WDエステートバンなのだ。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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