レアなハイパールーフレール付きがオススメ!
アウトドアで使い倒すクルマは中古でいい。汚れやキズなど気にせず、ガンガン使いたい……。そんなアウトドア派ユーザーにとってコスパ最高の中古車の1台が、タフギアの初代日産エクストレイルだ。中古車価格は中古車価格高騰の今でも年式にかかわらず40~80万円とお手頃。乗りつぶすのに、いや、初代エクストレイルの生涯を全うさせるべく乗ってあげるのにうってつけとも言えるのだ。
ライト感覚のクロスカントリーモデル
そんな初代エクストレイルT30型は、「4人で快適で楽しい200万円の使える四駆、タフギア」がコンセプトでミレニアムの2000年にデビューした世界戦略車。
ボディサイズは全長4445~4510mm×全幅1765mm×全高1750mm、ホイールベース2625mmと、狭い林道や道なき道を走るのに苦労しないサイズ。パワーユニットは2Lガソリン150psと2Lガソリンターボ280psの2種用意されていた。トランスミッションは4速ATまたは5速MTが用意され、駆動方式はFFとオールモード4×4。そのキャラクターはライト感覚のクロスカントリーモデルである。
最大の特徴は、SURF & SNOWスポーツを楽しむ人たちのためのもてなし機能や装備だ。ラゲッジルームは汚れや水気に強い撥水性に優れた樹脂ボードとしたほか、アウトドアやSURF & SNOWスポーツで使うことを想定した撥水加工が施されたカブロンシート表皮、さらにルーフ内張とフロアに撥水素材を使う凝りようだ。
運転席まわりのスペース確保のためにポップアップステアリングを用意
さらに初代エクストレイルのウリとして、前泊せず日帰りスキーやサーフィンを楽しむ人たちのために、垂直に跳ね上げられるポップアップステアリングを用意していたこと。運転席周りのスペースを広げられ、ウェアを着替えたり、靴を履き替えるのに超便利だった。
また、オプションで用意されていたハイパールーフレールは左右の前方にドライビングランプを搭載。夜、暗闇の中の走行、夜のアウトドアなどで威力を発揮してくれたものだった。その照射範囲はハイビームより高く、1.3倍とされている(純正ベースキャリアとの併用がマスト)。ただし、高速走行時の風切り音は避けられなかったという記憶がある……。