最新インターフェイスを採用、現行モデルで初の改良
BMWは大型SUVの「X5」とSUVクーペの「X6」の改良モデルを2023年4月に発表した。X5はBMWがSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼ぶ、SUVにオンロードでのセダンライクなドライブフィールをもたらした初代(1999年登場)以来、スポーティな走りで人気のプレミアムSUVだ。4代目となる現行モデルは2019年に登場、初の改良となる。一方のX6は、クーペとSUVのクロスオーバーモデルとして2007年に発表された。BMWではSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶこちらも2019年にフルモデルチェンジを果たした3代目の改良モデルとなっている。
Mモデルを中心としたグレード構成に
X5のエクステリアはラグジュアリーモデルらしい存在感を高めるため、フロントバンパーを大型化。プラグインハイブリッドモデルには暗闇で発光するアイコニック・グロー・キドニーグリルが備わっている。また、ブランド初の矢印型デイライトを備えたLEDヘッドライトを採用した。
インテリアには他の最新モデルにも採用が進んでいる、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させたカーブド・ディスプレイを装着。シフトノブは指先で操作できる小さなスイッチに変更された(Mハイ・パフォーマンスモデルは除く)。これらにより運転席まわりのスイッチ類を減らし、すっきりしたモダンな空間に仕立てられている。
ラインナップの変更も今回のポイントだ。プラグインハイブリッドのX5 xDrive50e(1260万円)、MパフォーマンスモデルのX5 M60i xDrive(1520万円)とMハイ・パフォーマンスモデルのX5 Mコンペティション(1972万円)という、ハイパフォーマンスモデル中心の3モデルで構成された。