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BMW「M2 CS Racing」でチャレンジ! 車イスレーサー青木拓磨の挑戦がスタート

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

初戦は残念ながらリタイヤ

「BMW&MINI Racingシリーズ」は、各戦決勝は20分プラス1周というレースとなる。レースがスタートして20分を過ぎ、トップの車両がホームストレートに戻ってきたところで残り1周となるのだ。この開幕戦にはM2 CS Racingは9台がエントリー。しかし、前日の練習走行でクラッシュがあり、1台がエントリーを辞退し8台でのレースとなった。

レース前日の土曜日に練習走行セッションが2回用意され、レース当日は、午前中に予選。午後の最初にレース1、そして夕方にレース2というスケジュールとなる。午前9時55分からレース1のグリッドを決める予選セッションがスタートした。ここでは計測2周目に出した2分7秒038、翌周にもアタックを続けたもののタイムアップできず、ピットイン。その後マシンを調整しチェック走行だけ行い、時間を残して予選アタックを終了した。

クラス最後尾スタートであったが、抜群のスタートを決めた8号車は1コーナーまでに1台をパスし、2コーナーの立ち上がりから3番手スタートであった47号車(舟越裕介選手)と6番手スタートの50号車(神頭政志選手)の後ろにピタリとつき、この2台のスリップを使いながら3コーナー進入でイン側からこれらをパス。しかし、その先にいた70号車(片山 剛選手)の左リア側方に接触する形で、この2台が絡んで3コーナーアウト側のグラベルに飛び出してそのままリタイアとなってしまった。

BMW M2 CS Racing

「今回レースをやるうえで、BMW Japan、Team Stduieをはじめ、非常に多くの皆さんのサポートをいただき、感謝しております。今回は事前の公式練習、そして予選でいろいろ試しながらマシンの理解を進めてきて、予選は最後尾スタートというカタチになってしまいましたが、決勝に向けて悪くないセットになったので、3位争いには加われるかなという手ごたえもありました。

決勝でもスタートがバッチリと決まって、1台をパスしてその前にいる2台の真後ろに付けて行けるかなという形でした。2コーナーを外側から立ち上がってスリップを使いながらブレーキングで2台をパスしたんですが、その前にいた70号車を見落としていて、3コーナーで接触してしまって、DNFで終わってしまいました。今まで自分が4輪レースをしてきた中で初めて自分のミスで接触してしまってリタイア。片山選手にも申し訳ないですし、これまでこんな経験は一度もなかったのでショックが大きく、恥ずかしく反省しています」とコメント。

マシンは右フロントサスペンションが折れてしまって、第2戦も出場辞退に。このもてぎラウンドはノーポイントとなってしまった。次戦が近いという状況で、GWの休みもあって修理が間に合うのか厳しいところだが、次戦での活躍に期待したい。 

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