パワートレインは直4ガソリン、直6ディーゼル、V8ガソリンの3種に
最新「ディフェンダー」の勢いが止まらない。ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2023年4月27日からディフェンダーの2024年モデルの受注をスタート。小さくて人気の「90」にディーゼルとV8が加わるほか、「110」にもV8仕様を追加、さらに「130」に5人乗り仕様を追加するなど、全方位的に訴求する盤石のラインナップを展開する。
人気のショートホイールベース「90」に直6ディーゼル追加
ランドローバーの現行型ディフェンダーは2020年4月に日本市場で導入スタート。世界的に売れに売れているため納車待ちの期間も話題に上がるほどだ。今年1月にランドローバーが発表した2022年のグローバル販売台数は26万9120台で前年比-20%と、コロナ禍による流通の停滞や情勢不安などの影響を感じさせたものの、ディフェンダーだけは6万6800台で前年比+6%の成長を記録している。今や名実ともにランドローバーの主力モデルと言っていいだろう。
ディフェンダーのラインナップはサイズ別に大きく3つに分けられる。スタンダードに位置づけられるモデルが2列シート5人乗りの「110」で、全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mm(2023年モデル、以下同)。そのショートホイール版「90」は全長4510mmで全幅と全高は同じ。「130」は110とホイールベースは同じながらリアオーバーハングを340mm伸ばした3列シート8人乗りで、やはり全幅と全高は同一だが全長5358mmの巨体となる。
組み合わされるパワートレインは従来、2L直4ガソリンターボが90と110に用意され、3L直6ディーゼルターボ(MHEV)が110と130に与えられていた。
今回発表されたディフェンダー2024年モデルの第1のトピックは、小回りの利く本格SUVとして人気沸騰中のディフェンダー90でも、なめらかな質感と頼もしいトルクを兼ね備えた3Lディーゼルモデルが選べるようになったこと。90が欲しいけれどディーゼル待ち、という人も少なくなかったハズだ。