アウトドアだけじゃない愛犬とのドライブにもぴったりなクルマとは
アウトドアや車中泊、そして愛犬とのドライブにもぴったりな1台として、5ナンバーサイズのコンパクトミニバンの2列シート仕様がある。そう、ホンダ フリード+やトヨタ シエンタの2列シート仕様だ。
フリード+は標準でラゲッジスペースを上下2段に分けられるボードが付いていて、下段に純正アクセサリーのラゲッジマット(縁があり、樹脂製なので汚れや水気に強い)を敷くことで、上段は汚れないアイテム、下段は汚れやすいアイテムというように、荷物を分けて積み込むことができるようになる。重い荷物はラゲッジマットに乗せて積載すると、縁を持ってスルスルと力要らずで出し入れできて便利だ。ラゲッジスペース下段開口部に段差がないのも、その使いやすさに貢献している。
ちなみにラゲッジスペース上段とシートアレンジしたキャビンをつなげれば、全長1890mmものベッドスペースが出現。そこにぴたりと収まるラゲッジクッションマットとプライバシーシェードを用意すれば、完全個室の車内、ベッドルーム、リビングルームとなりうるのである。
ホンダ車では、ステップワゴンなどにもプライバシーシェードが用意されている。ベッドルーム、車中泊空間として、より広々使えること間違いなしだ。
さらに車体後部にこれまた純正アクセサリーのテールゲートカーテン(と言っても着替え用テント的アイテム)を付ければ、荷物置き場や着替えルームとしても活用できるようになるから便利。
一方、ライバルのシエンタのラゲッジアッパーボードは純正アクセサリーとしてオプション、別売扱いになるものの、これがあればアウトドアでの使い勝手が増すから、お手軽価格でもあり、ぜひとも注目したい純正アクセサリーと言える。
アウトドア向けのオプション設定は輸入車にもある
そうそう、輸入車のアウトドア向きハイトワゴンであるシトロエン ベルランゴとプジョー リフターには、輸入車としてはめずらしくアグレ・ベッドキットというジャストサイズのベッドキットが用意されている。受注生産で価格は約26〜28万円と高価だが、フランス車らしいポップなデザイン性が光るアクセサリーとして注目されている。
アウトドアや車中泊を楽しむためにクルマを選ぶなら、アウトドアや車中泊に特化した純正アクセサリーが豊富に用意されている車種を選ぶというのもいいだろう。それはつまり、アウトドアや車中泊を想定したクルマであるという証拠でもあるからだ。