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昭和30年代「スポーツカーといえばMG」だった! 「911」に「スーパーセブン」と還暦を過ぎてクルマ趣味全開のオーナーを紹介します

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循

他にも3台のヒストリックカーを所有するクルマ趣味ライフ

「定年退職を機に郊外に引っ越して、それまで分散していた何台かの趣味のクルマを1カ所にまとめることができました。このMGBもその1台です」

ヒストリックカーの助手席に収まりイベントに参加してくれるパートナーがいるというだけでも羨ましい限りだが、MGB以外にも持っているのだろうか?

「じつはMGBの他にも1978年式のポルシェ911SC、1967年式のフィアット500F、1976年式のケーターハム・スーパーセブンがいます。あと、二輪で1950年式のトライアンフ6Tサンダーバードも。現代のバイクと逆で右足がシフト、左がブレーキなんですよね」

と、悠々自適のヒストリックカー・ライフを堪能するザッキさん。これまで乗り継いできた趣味のクルマも1983年式のミニ1000HLや1996年式のケーターハム・スーパーセブンBDRと、ポルシェとフィアット以外は英国車だ。

「いずれも新潟市内のスペシャルショップ、T-DRIVEさんで購入しました」

冬が長いからこそ走れるときは濃厚に楽しんでいる

冬の上信越エリアは雪深く、ヒストリックカーでのドライブがはばかられる。ザッキさんも「自宅には除雪用にコベルコの小型ホイールローダーもいます(笑)」というほど。だからこそ、かの地のヒストリックカー・オーナーたちは春を待ち侘び、再び路上でドライブが楽しめるシーズンになると啓蟄よろしくエンジンに火を入れ、同好の士と旧交を温めるのだ。

冬季を除けば、ヒストリックカーにふさわしい自然豊かな道路環境。頼りになるスペシャルショップ。そしてなにより地産地消の旧車イベントの数々と、そこに集う仲間たち。かつてはモノも情報も都会に偏在しがちなニッポンであったが、いまやメリハリのついたクルマ趣味人生を楽しもうとしたら地方都市、という時代なのかもしれない。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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