ローライダーのお手本のようなカスタムポイントとは
リアについては完全にリアタイヤを覆う形で専用カバーを製作。これはよりグラフィックのアピール度を高めるためにも効果的だが、一番はオールドスタイルのアメ車感をより際立たせる目的で製作されている。
内装については、外装と同じくホワイトとゴールドでコーディネイト。ダッシュボードはツルピカ仕上げで、メーターパネルにはメッキ製のバーをセットしているのが面白い。
シートは運転席、助手席、セカンドシート共に専用のベンチシートを製作してマウント。一番後方にはロックフォードの巨大なスピーカーを12個もセットしている。
また、ローライダーと言えば、足回りはハイドロのイメージが強いが、このオデッセイの場合は、フロントがHKS製ハイパーマックスSスタイル改、リアはタナベの車高調キットを装着。タイヤはブリヂストン製で、よりクラシックアメリカンな雰囲気を出すために、ホワイトウォールペイント仕上げを際する。
また、タイヤと組み合わせたホイールは、アメリカン物と思いきや、意外にも純正加工鉄チン+メッキ製ホイールキャップの組み合わせ。オーナーのリメイクも加え、60年代のアメ車のような見た目になるように工夫されている。
あらゆる魅せるテクニックを駆使して仕上げられたRA1オデッセイ。ローライダー仕様のお手本としては打ってつけの1台と言っていいだろう。内外装を含めて、ローテイスト注入しまくりの表現力、引き出しの多さが見事に融合している点が、カスタムカーとしての魅力を際立たせていた。