オレ仕様として仕上げたRX−7
これぞスポーツカーと呼ぶにふさわしい美しいフォルム、パワフルなエンジン、軽快なハンドリングが魅力のマツダ「FD3S RX-7」。スポーツカー全盛の時代に誕生し、ライトウェイトスポーツとして圧倒的なポテンシャルを発揮し、多くのマツダREファンを魅了したセブンは今もなお注目の的だ。そんなFD3S RX-7に独自のアレンジを加え、オレ仕様として楽しんでいるのが“wwwKazu”さんだ。その作り込みはインパクト重視のドレスアップ+チューニングである。
ロケットバニー製のエアロパーツを装着
美しい流線形に荒々しさとワイルドな雰囲気を醸し出すビス留めオーバーフェンダーを装着させたFD3S。この外装は、ロケットバニーのフルエアロをベースにアレンジを加えている。
全体のフォルムを決定づけるロケットバニー製の外装パーツは、往年のワークススタイルであるオーバーフェンダーを軸にデザインが考えられている。
過去を振り返れば、GCグランドチャンピオン時代にハコスカを打ち負かし、連勝記録を阻止したワークス仕様RX-3にまで遡る。そこから、アフターパーツ用にサバンナワークスフェンダーが登場した。
その流れを継承する形で、ロケットバニーのエアロパーツは、スタイリッシュなFD3Sのデザインに対し、アグレッシブさ剝き出しのオーバーフェンダーフォルムを作り出した。
装着させている外装キットは、印象的なフロントバンパーに前後オーバーフェンダー、テールエンド合わせの跳ね上げウイングがロケットバニー製。これに独自アレンジとしてBMW E36 3シリーズ用フロントスプリッターとスポーティかつレーシーに見せるリアデュフューザーを追加している。
ロータリーターボサウンドを楽しむ仕様
エンジンについては、タービンこそ純正シーケンシャルターボのままだが、補器類はHKS製インタークーラー、HKS製エアクリーナー、トラスト製ブローオフバルブをセット。パイピングは藤田エンジニアリングFEED製ハイレスポンスキットに交換しているのもポイントだ。また、腹に響くロータリーターボサウンドを楽しむマフラーはトラスト製で、テールエンドは大迫力の110φシングルマフラーをセットしている。
オーナーのこだわりでもあるこのクルマのポイントは、ベタベタに下げた車高の低さにある。最近はエアサスも流行っているが、“wwwKazu”さんは「生足」にこだわるタイプ。そのため、このFD3Sにセットしている足回りは、HKS車高調キットだった。
ただ、ダンパーはHKS車高調だが、低い状態のまま走れるように藤田エンジニアリングFEED製の直巻バネに交換している。ちなみに最低地上高はたったの95mmというから驚きだ。
タイヤとホイールについてはワーク製エモーションCR2Pホイールを履かせ、サイズはフロント9.5J-18/リア10.5J-18、タイヤはナンカンNS-25でフロント245/35-18/リア275/35-18を組み合わせている。
スポーツカーとして、また、チューニングカーとしてのカッコ良さを追求した“wwwKazu”さんFD3S RX-7。このルックスなら、サンライトイエローの派手なカラーリングもよく似合っている。