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BMWにボルボのパーツを流用! シザーズドア化されたダッジ「チャージャー」の大胆カスタムテクニックを教えていただきました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

アメ車ならではのカスタムが施された1台

勇ましいルックスが魅力のダッジ「チャージャー」。2011年にフルモデルチェンジを果たしてから、カスタムフリークの間でも注目すべき1台となった。山梨県在住のナカジマさんは、2012年モデルのダッジチャージャーをベースにシザースドア仕様のマシンを製作。アメ車ならではの注目すべきカスタムを施していた。

欧州メーカーのパーツをうまく流用

ホワイトとブルーをテーマにカスタムを楽しむナカジマさん。フロントスポイラーはワンオフで、6.4L V8 HEMIを搭載する「SRT8」よりも迫力のあるフロントフェイスにするためにグリルを巨大化させ、左右エアダムにエッジの効いた処理を施した。

さらにフロントにはカーボン製のアンダーリップを追加し、アメ車らしい押し出しの強い顔付きを作り出した。このフロントバンパーについては、BMW用のパーツを一部使ってエッジを強調するデザインにしたということだった。

また、ボンネットもオリジナル加工のユニークな作りとなっている。ちょうどダクトを入れる位置をくり抜き、そこにボルボ「V60」用のリアガラスをはめ込みスケルトン化。エンジンが見えるようにした点が他のカスタムマシンとは大きく違う魅せ技だ。

リアについては「セリカリフトバック」を思い出させるウインドフィンをセット。アクリルで作った個性的なダブルウイングと組み合わせてカッコよくリアスタイルをまとめあげている。

ナカジマさんのダッジチャージャーは、ボディセンターのレーシングラインとシザースドアの下部、そして、5本スポークのワークホイールに勢いのあるキャンディフレイムを施している。

マフラーに合わせてバンパーを加工

また、マフラーは魅せる仕様として作り込んでいる。あえてサブタイコを見せるようにセンターに配置して、テールは左右4本出しで主張。バンパーはこのマフラーに合わせてカットして、クリアランスをギリギリまで詰めて一体感を持たせている。

足まわりについてはユニバーサルエアー製のエアサスをセットして限界ギリギリまで車高を落とせるように下まわりも工夫されている。4輪独立式なので、前後左右の調整が自由に出来るのが魅力だとナカジマさんは話してくれた。

さて、完成したかに見えるダッジチャージャーだが、今後の予定はもう少し派手にオールペンしようかと思っているらしい。現在の姿からどのように変化するのか楽しみである。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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