青がイメージカラーだったクルマたち
国産車でブルー率が高いのは、圧倒的にスバル車。ラリーカーの「555カラー」が由来と思っている人がいるかもしれないが、そもそもスバルのコーポレートカラーはブルー。スバルのエンブレムにある六連星(むつらぼし)」は、おうし座の中にあるプレアデス星団のことで、エンブレムのブルーが、夜空の部分を表現している。
スバルは1990年代に入ると、「レガシィ」や「インプレッサ」でWRCに参戦。このときタバコブランドの「555」がメインスポンサーとなり、「555カラー」で参戦。WRCでの活躍がイメージアップとなり、2代目インプレッサから、「555カラー」を模した「WRブルー」が定番に。WRブルーに、ゴールドのホイールを組み合わせると、スバルのワークスカーっぽくなってカッコいい。
スバル車以外だと、R34型日産「スカイラインGT-R」の「ベイサイドブルー」もある。スカイラインGT-Rには、R33の期間限定車「LMリミテッド」(1996年のル・マン24時間レース参戦を記念車)の専用色だった「チャンピオンブルー」というカラーも。ちなみにR32GT-Rのイメージカラーは、ガングレーメタリックで決まり!
オレンジがイメージカラーだったクルマたち
オレンジ色のクルマは、今も昔も少ないが、日産「フェアレディZ」の初代(S30)というイメージが強い。というのもハコスカGT-RのS20エンジンを積んだ、
RZ34のカスタマイズド エディションも、Z432R風のオレンジのカラーリングで話題になった。その他、初代ホンダ「シビック」のRSや、いすゞ「ベレットGT-R」などもオレンジ系のクルマと言って間違いない。
赤がイメージカラーだったクルマたち
赤いスポーツカーは、国産車でも珍しくない。例えば、ホンダ「NSX(NA1)とトヨタ「MR2」(SW20)という2台のミッドシップカーは、レッドがピッタリくるクルマだった。DR30型日産スカイラインの赤黒ツートンも懐かしい。
いまでは「ソウルレッド」がイメージカラーのマツダでは、最初のFFファミリア(5代目ファミリア)の「サンライズレッド」も大ヒットした一台だ。