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実走行150キロ! フォード「GT」のカーボン仕様は1億円オーバーで落札! なんとホイールもカーボンでした

実走行150キロ! フォード「GT」のカーボン仕様は1億円オーバーで落札! なんとホイールもカーボンでした

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2022 Courtesy of RM Sotheby's

希少なGTのなかでもさらに特別なカーボンシリーズ

そのセカンド・ジェネレーションのフォードGTの中でも、さらにスペシャルなモデルといえるのが、2018年モデルで追加された新バリエーションの「カーボン・シリーズ」だった。

それはスタンダードなGTとコンペティション・シリーズの中間に位置するキャラクターを持つもので、ボディパネルをはじめ、フロントスプリッターやリアディフューザー、アンダーボディシールド、リトラクタブルウイングなど、エクステリアのほぼすべてをカーボンファイバーで製作したもの。

さらに20インチ径のカーボンファイバー・ホイールやチタン製のエグゾーストとホイールナット、さらにはポリカーボネイト製のリアハッチなどが採用され、標準のGT比で約18kgの軽量化が実現した。

なんと1億円超えでの落札に

今回RMサザビーズのアメリア・アイランド・オークションに出品された2020年式のカーボン・シリーズは、ミシガン州のディーラーから新車でファースト・オーナーに納車されて以来、わずかに98.2マイル(約150km)しか走行していない新車同然のコンディションという個体。

リアビュー

カーボン・シリーズのベース価格に加えて、カーボンブルーグラフィック・パッケージなど、さらに3万7500ドル相当のオプションが選択されており、新車価格は64万1340ドルという圧倒的な数字になったという。それに対してのオークションでの落札価格はじつに105万ドル(約1億3755万円)。セカンド・ジェネレーションのフォードGT、しかもさらにレアなカーボン・シリーズは、まさに投資の対象とも言わんばかりの高騰ぶりを見せているのだ。

12
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