シンプルな2本出しマフラーも性能に妥協なし
VIITSのアバルト用マフラーも同様で、レコードモンツァのスポーティさは好きだが、アイドリング付近での音量と音質が気になる人向けにバルブ付き機構で開発されている。
OBDに取り付ける専用センサーからのエンジン回転信号に合わせて、ブースト圧が立ち上がる3000rpm付近からはバルブが開いてバイパス路とサイレンサーの両方を排気ガスが通過することで、排気抵抗を飛躍的に減らし、さらに音も突き抜けるスポーティな快音が響く。それ以下の回転域では至って静かなジェントルさを付与している。その状態で事前申請を行っているので、もちろん車検もOKだ。
これまで左右出しテールがそれぞれ2本に分かれた、合計4本テールのみだったが、左右それぞれ1本ずつの合計2本出しモデルが新たに追加となる。こちらも2023年6~7月の発売予定だ。
今後もアバルト用パーツをどんどんリリースしていく
また、アバルト595ではフロントサスペンションのアッパーマウントに水が溜まってサビの原因になるのが定番お困りポイントだったが、HKSではアルミ製専用カバーを開発したのも、さりげないけれど嬉しいニュース。エンジンルームを開いたときのテンションも高まるはずだ。
HKSのVIITS開発担当・赤塚達也さんはこう語ってくれた。
「やるなら徹底的にやるというのがHKSの社風ですので、各種パーツをどんどんリリースして、普段乗りでも高速道路でも、そしてサーキットでも楽しめるアバルト595を提案していきます」
ほかにもインタークーラーやオイルクーラーキットなど、アバルト用の各種パーツを鋭意開発中とのことなので、アバルトのチューニングシーンはまだまだ盛り上がること間違いなしなのだ。
■HKS
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