重いものは下に置き、隙間を作らないことがポイント
初めてのキャンプではそれほど荷物は多くなかったのに、「雨でひどい目にあったから」「子どもの着替えがなくて苦労した」といった経験から、万が一のための装備が増えていく。悪天候をはじめとする”万一”への備えは大切だが、同時にクルマへの積み込みが大変でパズル状態になりかねない。そこで今回は、クルマにキャンプ道具を上手に載せる方法をお伝えします。
何を積み込むか把握
最初に何を持っていくかを把握することが大切。
余裕があれば、一度床に道具を広げて重複はないかを確認。コンテナボックスなど中身が見えない箱に詰めた小物に無駄はないかもチェック。用途別に分けておくといいが、あまりに大きなボックスだと中に無駄な空間が生じていることもあるので、ボックス自体を別の道具入れに変更するなど工夫が必要だ。
カタチをそろえる
何を持っていくか決まり、コンテナボックスやトートバッグに詰め込んだら、カタチと大きさが似ているもの同士をまとめておく。薄いけれど幅をとる折りたたみ式のチェアとテーブル、棒状にまとまる収束式のチェアとテーブルといった具合だ。
こうすることで無駄な隙間が生まれにくくなるし、落ち着いて組み合わせを考えれば、”シンデレラフィット”的にピタッとあう組み合わせが見つかる場合もある。
四角い空間を作る
クルマのラゲッジスペースは、タイヤハウス、リクライニングした後部シートの下の方など思った以上に出っ張りやくぼみがある。くぼみや出っ張りをできるだけなくすように小さめのボックス類を積んで、できるだけ四角いスペースを作ること。
そこまでできたら大きくて重いもの(テント)、カタチが変わらないもの(コンテナボックスやテーブル、チェアなど)を重ねていく。このとき、薄くたたまれたテーブルは平らな面を置くのではなく、立てると荷崩れしにくい。ペットのケージを置くなど、2列目シートがつぶれる場合は足もとに置くのも手だ。