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感涙続出! 久しぶりにサーキットで開催となったSSPのパラモトライダー体験走行会をレポートします

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

ボランティアスタッフのおかげでスムーズに進行

パラモトライダー体験走行会を初回からサポートしている千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された。今回は過去に参加したことのある経験者を対象にし、サーキットでの大型バイク走行をメインとした体験会となった。その参加者は6名。多くのボランティアスタッフも参加し、パラモトライダーたちの走りを見守った。

体験走行会は、まず事前に参加者たちそれぞれの身体の様子を確認したうえで、当日もSSP専属の理学療法士である時吉直祐氏が参加者の問診を行ってその日の体調をチェックし、参加の可否を決定する。その後はそれぞれの障がいについてボランティアスタッフに注意事項を伝え、これを慎重にサポートをしていくことになる。

SSP走行会

パラモトライダーの走行をアシストするボランティアスタッフは、経験者を中心にグループ分け。それぞれでサポート内容を把握したうえで、自らも怪我などのないように配慮しながら、パラモトライダーの移乗をサポートする。パラモトライダーが乗るバイクを押したり、受け止めたり、それぞれがテキパキとこなしていく。ちなみに、このSSPの活動では、ボランティア活動証明書が発行されるなど、ボランティアスタッフにとってもやりがいのあるイベントになっているのだ。

パラモトライダーが一般公道を走るチャンスが再びやってくる

開催場所はもちろん、体験会に使用するバイクもSSPが用意する。しかもそれだけではなく、この体験会に参加する障がい者には、ヘルメットやグローブ、ブーツ、革ツナギまですべてを貸し出し、各参加者の安全装備にもしっかり配慮している。

この日は、参加者全員がバイク乗車の経験者であるため、アウトリガー付きの小型バイクで簡単にライディングレベルの確認を済ませ、大型車両によるサーキットでの周回走行にステップアップしていった。今回も各企業から提供された、MVアグスタ ストラダーレ800、BMW F750 GS、KTM 1290スーパーデュークを使用し、先導付きで走行を楽しんだ。

今回の体験走行会では高速走行が主体となったこともあり、各参加者が思う存分堪能するだけの時間が用意され、走行後は以前にも増して笑顔が見られた。また、この場では再びアネスト岩田ターンパイク箱根での占有走行を行うことが発表され、開催日となる9月10日(日)に向け、各ボランティアスタッフにも参加のお願いをすることになった。

障がいを負ったうえに、2輪免許を失ってしまったパラモトライダーが一般公道を走るチャンスが再びやってくる。SSPでは2度目の公道走行に向けて、これからも積極的に活動を行っていくとしている。

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