新型SUV「ZR-V」は納車待ち1年! 待つ間にアクセサリーをチェックしよう
2023年4月21日にようやく正式発売となったホンダの新型SUV「ZR-V」。4月時点ですでに3万台以上の事前受注を達成したほどの人気ぶりですが、それと裏腹に、今から発注しても納車まで1年以上かかってしまう状況です(5月8日時点の工場出荷時期目処、一部タイプ・カラーを除く)。であれば、愛車に装備するアクセサリーもじっくり検討しておきたいところ。ここでは、ホンダアクセスの純正アクセサリーを満載した仕様のZR-Vを紹介します。
ちょっと大人向けの上質なSUVとして人気沸騰中
ZR-Vは「ヴェゼル」よりワンランク上のクロスオーバーSUVとして登場し、プラットフォームは現行型「シビック」と共通。全長4570mm×全幅1840mm×全高1620mm、ホイールベース2655mmで、実際に乗りこんでみるとドライバーズポジションは一般的なSUVよりもセダンライク、あえてシートに深く身を沈めるような姿勢で、足を前方に伸ばしてペダル操作できるようになっています。ライントレース性の高い走りも相まって、さながら「シビックSUV」といった印象です。
外観もブラックアウトされた「バーチカルフロントグリル」は開口面積も控えめで、質感の内装ともども、シックな大人向けのSUVといった仕上がり。これまでセダンやクーペに乗ってきた人が初めてのSUVとして乗り換えてもネガを感じることはなさそうです。
純正アクセサリー約150万円を満載したZR-V
パワートレインは1.5L直4直噴VTECターボのガソリンエンジンと、2.0L直4直噴エンジンに発電用モーターと走行用モーターを組み合わせるハイブリッド「e:HEV」があり、それぞれFFと4WDがラインナップ。価格は293万2600円~410万3000円(消費税込、以下同)で、ヴェゼルの227万9200円~329万8900円より約70万円ほどプラスの感覚です。
ここでお見せするZR-Vはe:HEV×FFのスタンダード仕様「X」で、車両本体価格は328万2400円。それにホンダアクセスの純正アクセサリーが総額145万9370円分も満載されたスペシャル仕様です。どの装備もこれ見よがしに目立つような類ではなく、言われなければ気づかないようなものがほとんどですが、さりげなく愛車のアクセントにしたり、日々の乗車シーンで静かに満足感を得られる趣向も、ZR-Vの性格にマッチしています。
エクステリア:ダスクグレーとブラックでさりげない気品を醸すコーディネート
もともと落ち着いた佇まいと高い質感がアピールポイントのZR-Vですので、外装パーツも色や質感にこだわっています。ボディ下部に立体感を加えるフロントロアースカート、サイドロアーガーニッシュ、リアロアーガーニッシュはダスクグレー・メタリックという、少し「くすみ」感のあるカラー。
ルーフエンドのアクセントであるテールゲートスポイラーは純正ではボディ同色のところブラックとなり、その下のリアライセンスガーニッシュもブラック。さらにドアミラーカバーやエンブレムもブラックを選択することができます。足元の19インチアルミホイールもガンパウダーブラック塗装で、よく見るとホイールナットまでブラックでコーデされています。
インテリア:ナイトドライブの満足感を高める「光のアイテムパッケージ」
純正のままでも上質感を味わえるZR-Vのインテリアは、先進機能の操作はステアリングまわりとセンターコンソールに集約されつつ、運転中に操作することも多い空調系は物理スイッチのままの優れたインターフェースが特徴。USBジャックはタイプAとタイプCが標準装備され、ワイヤレス充電器はグレード「X」では純正オプション、「Z」では標準装備となっています。さらに純正アクセサリーとして急速充電できる最大45WのUSB PDチャージャーが用意されているので、ZR-Vの使用シーン次第で活躍してくれそうです。
水平基調のダッシュボードの主役は11.4インチのHonda CONNECTナビで、圧倒的な見やすさとタッチ操作のしやすさが特徴。JVCケンウッド製8スピーカーセットのハイグレードスピーカーシステムと組み合わせて、ハイレゾ音源もそのまま高音質で楽しむことができます。
また、「光のアイテムパッケージ」と呼ばれる、センターコンソールボックス&ドリンクホルダーのイルミネーション、フロント側がLED点灯するサイドステップ、ドアポケットのイルミネーション、運転席&助手席のフットライトがセットになったパッケージも、純正アクセサリーならではの違和感のない自然さで、夜間のドライブシーンに便利さと、ちょっとした満足感をもたらしてくれます。
ナイトシーンでの実用面では、テールゲートのLEDライトもオススメ。荷物の積み降ろしだけでなく、暗いところでちょっとした作業をするときにも役立ってくれます。ラゲッジルームのソフトトレーも、リアのシートバックに取り付けるタイプで、フルフラットにしたときそのまま荷物をどんどん載せられる便利アイテムです。
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この純正アクセサリー満載ZR-Vを実際に数日間お借りして1000km以上走ってみましたが、シビック譲りの芯のある走行フィールを楽しみながら、ゆったり快適なクルーズができ、事前受注3万台オーバーの人気も納得でした。納車待ち1年がもどかしいところですが、画像ギャラリーで純正アクセサリーのディテールを確認し、参考にしてみてください。