安全性のためにはロールバーは推奨したい
チューニングと聞いて誰もが思い浮かべる吸排気系は、プラスになる部分は多々あれど必須というわけではない。それよりも個人的にサーキットを走るためのマストアイテムとして選びたいのは、4点式でも構わないのでフロントのロールケージだ。どんなに上手な人でも事故の可能性はゼロではなく、初心者だからこそリスクは大きいと考えるべき。重くなるとか乗降性がと否定的な人もいるが、生命とどちらを優先するかは説明するまでもない。
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まとめると、タイヤやブレーキが古すぎず残量も十分にあり、足が抜けていなければワインディング、そして比較的クルマの負荷が少ないミニサーキットであればノーマル車でも走れる。
レーシングコースならブレーキパッドを強化し、バケットシートと4点式シートベルトに加え、ロールケージの装着も強く推奨したい。冷却系はプロのアドバイスを仰ぎつつ、オーバークールにならないよう注意すること。エンジンのパワーアップや本格的な車高調、駆動系はもう少し後でも遅くない!