スポコンを現代風にアレンジ
装着させた外装パーツは、トヨタ86を戦闘マシンへと変化させるラリーバッカー製オーバーフェンダーを軸に、あえてフロントバンパーとリアバンパーは純正状態のまま。
追加パーツは、このオーバーフェンダーとロケットバニーのリアウイングによって映画の世界で活躍するマシンをイメージさせている。また、スポコンという意味では、当時流行っていたネオン管は、走行中にすぐに飛び石などで割れてしまって扱いにくいため、LEDを使ってナイトラン時のアピール力を高めている。
エンジンについては大幅に手を加えることなく吸排気系を中心にライトチューンを施している。その中でもオーナーのお気に入りは、東名パワード製のEXマニホールドと大口径シングル130φテールのZSSマフラーということだった。
またスタンス系を主張する意味では、車高の低さも特徴だ。地上スレスレの車高はエアフォースのエアサスで達成。さらに「シャコタンツライチ」を追求するために、タイヤ&ホイールはF:10.5×18、R:13J×18のワークVS-XVホイールを履かせ、タイヤはF235/40、R285/35を組み合わせている。
ボディカラーは渋いガンメタリックを選択。落ち着いたカラーリングにオールペンを施しているが、インテリアは正反対に真っ白のダッシュボードパネルにピンクとホワイトのシートカバーの組み合わせだ。美しい飴色キャンディカラーステアリングにも注目だ。
完成形かと思えるジョージさんのトヨタ86だが、実はカスタム現在進行形とのこと。今後のカスタム予定を聞いてみると「両サイドにワイルドスピードバイナルを入れて、ホイールの変更も考えている」ということだった。
きっと2023年5月19日に公開される『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』を観て、ジョージさんのさらなるカスタムカー製作熱がこれまで以上に高まるに違いない。