開催2回目で早くも地域に根付きはじめた町おこし&PRイベント
岐阜県中津川市の道の駅 花街道付知イベント広場で2023年4月29日(土)に開催された、「花街道つけち昭和モーターショー」。昭和の日に行われたこのイベントは今年で第2回目で、中津川市・付知町のPRイベントを兼ねたカーイベントとなっている。参加資格は昭和に生産・登録されたクルマで、イベント当日は150台もの旧車が集合した。
地元のクルマ好きたちの手で実現した旧車ミーティング
「花街道つけち昭和モーターショー」、どことなくレトロな響きがあるイベント名だが、じつはまだ今年で2回目を迎えたばかりの新しいミーティングだ。もともと地元のクルマ好きたちが、このイベントが始まるまでは恵那にある博石館の駐車場などで小規模なミーティングを行っていたそうだが、100台以上のキャパシティがある道の駅 花街道付知イベント広場でミーティングをしたい、と盛り上がり、有志が中津川市や付知町と交渉して昨年、第1回ミーティングの開催にこぎつけたという。
150台もの国内外のクラシックカーが参加
第1回となった2022年の「花街道つけち昭和モーターショー」は有志での開催となっていたが、今年からは中津川市の後援、付知町観光協会の共催となり、地元の方々がボランティアで協力する町おこし&PR的なイベントとして開催された。ちなみに開催日の4月29日は「昭和の日」であり、イベントのタイトルとからめて実行委員では毎年この日にイベントを開催することを考えているそうだ。
その4月29日のイベント当日は雨も心配される曇天の空模様にもかかわらず、2輪・3輪・4輪合わせて150台もの昭和の乗り物(クルマ)たちが朝から駆けつけてきた。参加資格はイベントのタイトルにある通り、昭和に製造・登録されたクルマとそのオーナー。広々とした会場には懐かしの2輪から軽自動車、国内外の旧車などが並んでいたが、なかでも注目を集めていたのは、3台並んだトヨタ「2000GT」だ。このエリアではつねに写真を撮っている人や、オーナーに話しかけている人の姿が見受けられた。
2回目ながら、すでに地元に根付いたイベントに
参加車両のナンバーを見るとやはり岐阜ナンバーが目立つが、他府県のナンバーも多く見受けられた。参加車種は国産旧車が多い印象だが、車種的には大きな偏りはなく、バラエティにとんだ昭和のクルマたちを見ることができた。ちなみに参加の募集は、ほぼ地元のクラブ員たちの口コミだそうだ。またステージではバンド演奏なども行われたが、こちらも地元のバンドということで、まだ開催は2回目だが、すでに地元に根付いたイベントになってきているということだろう。
「セリカ」、クラシック「ミニ」、AE86「レビン&トレノ」、「スカイライン」一族、「コルベット」などなど、さまざまな車種とオーナーが集まりクルマ好きが交友を深めた1日となった「花街道つけち昭和モーターショー」は手作り感が好印象なイベントで、ボランティアの方々の誘導でキレイに整列したクルマからも、スタッフの熱意が感じられるものとなっていた。
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会場でもっとも目立っていた2000GTについては、この後あらためてレポートをお届けする予定。楽しみにお待ちいただきたい。