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【車検無視!】走れるショーカーとしての割り切りが大胆カスタムを可能に! 3年かけた日産「マーチ」のリアセクションは芸術級でした

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

あくまでも「魅せる」仕様にカスタム

リアハッチを開けると目に飛び込んでくるサスペンションも凄いが、その奥の運転席の作りも凄まじい。ロールケージを張りめぐらせる室内にセットしたアルミ製の見慣れないステアリングとシートは、日本では誰も装着していないだろうという理由から、インパクト重視で海外から取り寄せたメタルモデルを選択。これがコクピットをさらにスパルタンな印象に演出してくれている。

また、ドリ車というテーマなので、定番のリアラジエターに加えて油圧サイドブレーキも導入。助手席側には、カスタムペイントを施した38L安全タンクとロベルタカップ用のコンプレッサーを配置。配管も美しくレイアウトしている。

操作系のスイッチ類も自作でカッコ良くリメイク。センターパネルにイグニッションスイッチを移設、シフトノブはシーケンシャル風のゲートタイプに改造を加えた。

まさに突き抜けた魔改造を施したK12マーチ。吉田さんと鈴木さんは、この姿になるまで丸3年を費やして完成させたという。見た目はこれで完成、サスペンションについても苦労したかいあって満足なレベルということ。よって次なるプランはパワーユニットの問題だ。

非力なエンジンをどうするか? 現在、吉田さんのガレージ内にEFシビック用のB16エンジンが置いてあるので、これをターボ仕様にチューニング。ワイドボディでありながらもキビキビとよく走るカッ飛び仕様を作ろうかと検討中だ。

吉田さん、鈴木さん、このふたりの改造物語はまだまだ続く。これまでの道のりをこうして書き連ねるだけでも、我々が夢中で読んだ『よろしくメカドック』を含めた漫画の世界そのままだ。今後の仕上がりに期待したい。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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