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日産「Y31セドリック」タクシーは「自家用」通勤車! 専用装備のなかで走行時に外しているアイテムとは?

日産「Y31セドリック」タクシーは「自家用」通勤車! 専用装備のなかで走行時に外しているアイテムとは?

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: AMW 竹内耕太

Y31セドリックは残念ながら(?)下から2番目のグレード

商用車ミーティング関東の会場の一角には色とりどりの「タクシー」が停まっている。もちろんこれらもイベントの参加車両。その先頭に展示されていた日産「セドリック」のオーナー、新戸部啓太さんに声をかけてみた。

「Y31セドリックです。1990年式で、Cピラーにオペラウインドウが付く前期型。セドリック営業車というのがカタログの正式車名ですね。TVドラマ『西部警察』に登場する警察車両を見て、ベーシックグレートのセダンにハマりました。本当は一番ベーシックな“スタンダード”が良かったのですが、これは下から2番目の“カスタム”というグレードです」

セダンのベーシック・グレード、そのタクシーが大好きという新戸部さんは、他にもう1台のセドリックと、さらにクラウンのタクシーも所有しているそうだ。

LPG車の苦労を補って余りあるタクシー所有の喜び

「この個体は8年ほど前にある事業者さんから手に入れて、自分でナンバーを取りました。普段は自家用車として通勤にも使っています。ルーフの行灯はイベント展示の時だけ屋根に置くようにオークションで手に入れたもので、じつはこのクルマが働いていた事業者のものではないんですけどね(笑)」

と語る新戸部さん。後部座席の足元に「ご乗車ありがとうございます」の文字が書かれた純正マットが敷かれた車内に置かれた写真アルバムを見せていただくと、それは日本全国を行脚して撮り溜めた膨大なタクシーの写真集。新戸部さんのタクシー愛もひしひしと伝わってくる。

「LPG車なのでスタンドが少なく苦労しますが、やはりベーシックなセダンのタクシーの魅力は、そんな苦労を補って余りあります」。

それは、イベントに参加していた他の「タクシー・オーナー」の皆さん全員に共通の想いだろう。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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