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日産「スカイライン」にプリンスの名機を搭載!「1500スポーティGL」はハコスカを語る上で欠かせない存在です【国産名車グラフィティ】

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TEXT: 片岡英明  PHOTO: 佐藤靖彦/増田貴広

新開発の1.5Lエンジンは耐久性や静粛性が向上

注目のエンジンは、2代目スカイラインの最終型(S57D型)に初搭載されたG15型1.5L直列4気筒SOHC。クロスフロー燃焼室、5ベアリング支持のクランクシャフトなどを備えた高性能ユニットで、レース用に開発されたクロスフローヘッド、V型バルブ配置のGR7B型直列6気筒エンジンの流れを汲んでいる。

スポーティ1500GLのエンジン

ただしS57D型が搭載したG15型とはシリンダーブロックが異なり、一体化した特殊鋳鉄製を採用するなど数多くの改良を加え、耐久性や静粛性を向上している。

左側に12度傾けて搭載され、キャブレターは可変ベンチュリー式1基だが、電磁ポンプも装着している。最高出力は88ps/6000rpm、最大トルクは12.2kgm/4000rpmだ。トランスミッションは3速コラムMT、4速フロアMT、そしてボルグワーナー製の3速ATを用意する。1971年秋にマイナーチェンジでパワーアップを敢行した。

サスペンションは、フロントが新設計のストラット、リアは半楕円リーフスプリングのリジッドアクスル。デラックスはリーフスプリング前側の板の上にゴムのインナーリーフを挟み込み、テンションリーフを1枚加えてノイズや振動を抑え込んでいる。これによってハンドリングと乗り心地も大きく向上させていた。

1969年8月、ローレルから譲り受けた1815cc G18型SOHCエンジンを積むスカイライン1800を追加設定。1970年秋には1800に2ドアハードトップを追加。1971年9月には1500にもハードトップを加え、バリエーション展開を完結。2000GTの陰に隠れて目立たなかったが、標準ノーズの4気筒エンジン搭載車もまた、ハコスカを語るうえで欠くことのできないプレイヤーだ。

スカイライン1500 スポーティGL(C10)

●年式:1971
●全長×全幅×全高:4205mm×1595mm×1405mm
●ホイールベース:2490mm
●トレッド(F/R):1325mm/1320mm
●車両重量:965kg
●エンジン:G15型 直4SOHC
●総排気量:1483cc
●最高出力:95ps/6000rpm
●最大トルク:13.0kgm(127N・m)/40000rpm
●変速機:4速MT
●サスペンション(F/R):ストラット/半楕円リーフスプリング
●ブレーキ(F/R):ディスク/リーディングトレーリング
●タイヤ:6.15-14-4PR
●新車当時価格:67万9000円(1500DX)

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